- はじめに|在庫なしでも「あこがれの自分のショップ」は作れる
- 2. 在庫なしでオリジナルグッズを販売するメリット・デメリット
- 3. 在庫なしで販売しやすいオリジナルグッズの種類
- 4. オリジナルグッズを在庫なしで販売できるサイト・サービス比較
- 5. Canvaで作ったデザインをBASEで販売する流れ
- 6. あこがれの自分のショップに見せるブランド作りのコツ
- 7. オリジナルグッズ販売の費用・利益・価格設定の考え方
- 8. オリジナルグッズ販売で売れない理由と改善策
- 9. 販売前に必ず確認したい法律・ルール・税金
- 10. 実際にCanvaでデザインして商品化してみた体験談
- 11. よくある質問
- まとめ|在庫なしなら、小さく自分のショップを始められる
はじめに|在庫なしでも「あこがれの自分のショップ」は作れる
「自分でデザインしたグッズを売ってみたい」
「いつか、自分のショップを持ってみたい」
Canvaで画像を作っていると、ふとそんな気持ちになることはありませんか?
でも、いざ販売となると「在庫をたくさん用意しないといけないのかな」「売れ残ったらどうしよう」「ネットショップって難しそう」と、急にハードルが高く感じますよね。
私も最初は、オリジナルグッズ販売と聞くと、段ボールいっぱいの商品を家に置いて、注文が入るたびに梱包して発送するイメージがありました。
正直、それだと副業として始めるにはちょっと重いな……と思っていたんです。
でも今は、在庫を持たずにオリジナルグッズを販売できる方法があります。
たとえば、Canvaで作ったデザインをTシャツやトートバッグ、マグカップなどの商品にして、BASEのショップで販売する流れです。BASEのスタンダードプランは初期費用・月額費用が0円で、商品が売れたときに手数料がかかる仕組みになっています。
さらに、BASE Appsの「オリジナルプリント.jp」を使うと、Tシャツなど約1,500種類のオリジナルグッズを1個から在庫不要で作成し、BASEショップに出品できます。
つまり、いきなり大量に仕入れなくても、まずは小さく「自分のお店」を形にできるんですよね。
この記事では、在庫なしでオリジナルグッズ販売を始める方法を、初心者の方にもわかりやすく紹介します。
「Canvaは好きだけど、販売はまだやったことがない」という方も、ぜひ自分のショップを想像しながら読んでみてください。
この記事でわかること
この記事では、在庫を持たずにオリジナルグッズを販売する基本の流れがわかります。
「在庫なし」と聞くと、少し怪しい販売方法のように感じる方もいるかもしれません。
でも、ここで紹介するのは、売れてから商品を作る「受注生産(注文が入ってから制作する販売方法)」や「プリントオンデマンド(注文ごとに印刷・制作する仕組み)」を使った方法です。
この記事で主に紹介する内容は、次のとおりです。
- 在庫なしでオリジナルグッズ販売ができる仕組み
- Canvaで作ったデザインを商品化する流れ
- BASEで自分のネットショップを作る方法
- オリジナルプリント.jpとBASEを使った販売の流れ
- 販売前に知っておきたい注意点
ただ「販売サイトを紹介するだけ」の記事ではなく、Canvaでデザインを作るところから、BASEに商品を並べるところまでを具体的に見ていきます。
たとえば、Canvaで作ったシンプルなイラストやロゴ風のデザインを、トートバッグに配置してみる。
その商品画像をBASEに並べて、ショップ名や商品説明を整えていく。
それだけでも、画面の中に小さなブランドができていく感じがあって、ちょっとワクワクするんですよね。
もちろん、出品しただけでどんどん売れるほど甘くはありません。
でも、最初から大きく稼ごうとするより、「まず1商品を作って、自分のショップに並べてみる」と考えると、ぐっと始めやすくなります。
在庫を持たない販売なら、初心者でも小さく始めやすい
在庫を持たない販売は、初心者がオリジナルグッズ販売に挑戦しやすい方法です。
理由は、最初に商品を大量に仕入れなくていいからです。
通常の物販では、販売前に商品を作ったり仕入れたりするため、まとまったお金と保管場所が必要になります。
たとえばTシャツを30枚作って販売する場合、サイズや色も考えなければいけません。
S・M・Lを何枚ずつ用意するのか、白と黒のどちらが売れるのか、最初から判断するのはなかなか難しいですよね。
在庫なし販売なら、注文が入ってから商品を作る形にできるため、売れ残りを抱える不安を減らせます。
「まずは1デザインだけ出してみる」「反応があったら別の商品にも展開する」という試し方もしやすいんです。
BASE公式のはじめ方でも、スタンダードプランならショップ開設費用がかからず、売上が発生するまで費用がかからない点が紹介されています。
副業として考えるなら、この「小さく始められる」という部分はかなり助かります。
家事や仕事の合間にCanvaでデザインを作って、まずはトートバッグやマグカップを1つ出品してみる。
売れたらうれしいし、売れなかったとしても「どんな商品名なら見てもらえるかな」「画像を変えたら印象が変わるかな」と改善できます。
最初から完璧なショップを作ろうとしなくて大丈夫です。
むしろ、1商品ずつ増やしながら、自分らしいお店に育てていく感覚の方が続けやすいですよ。
Canvaで作ったデザインを商品化して販売する流れも紹介
この記事では、Canvaで作ったデザインをオリジナルグッズにして販売する流れも紹介します。
Canvaは、テンプレートを使って画像やデザインを作れるツールです。
公式サイトでも、プリント商品を選んでオリジナルグッズのデザインを作成できる機能が紹介されています。
Canvaが好きな方なら、すでにInstagram投稿やバナー、チラシのような画像を作ったことがあるかもしれません。
その感覚に近いまま、文字やイラスト、写真を組み合わせてグッズ用のデザインを考えられるのが魅力です。
たとえば、こんな流れで進められます。
- Canvaでグッズに使いたいデザインを作る
- オリジナルプリント.jpでTシャツやトートバッグなどの商品を選ぶ
- デザインを配置して、完成イメージを確認する
- BASEのショップに商品として出品する
- 注文が入ったら、発注や発送処理の流れを確認する
ここで気をつけたいのは、「BASEに出品したら、あとは全部自動で完了する」と思い込まないことです。
BASE Appsのオリジナルプリント.jpでは、商品をBASEに出品した後、売れた商品はオリジナルプリント.jpのマイページ内にある「BASE受発注履歴」から発注手続きをする流れになっています。
このあたりは、あとで「えっ、売れたら何をすればいいの?」と慌てやすいポイントです。
だからこの記事では、商品を作るところだけでなく、販売後に確認したい流れもあわせて見ていきます。
Canvaで作ったデザインが、画面の中だけで終わらず、実際の商品として並ぶ。
そして、その商品が自分のショップに置かれている。
そう考えると、ネットショップ作りが少し身近に感じませんか?
在庫なしで始める方法なら、最初の一歩は思っているより小さくできます。
次の章では、オリジナルグッズ販売が在庫なしでできる仕組みを、もう少し具体的に整理していきます。
オリジナルグッズ販売と聞くと、「先に商品をたくさん作って、家に在庫を置いておくもの」と思う方も多いかもしれません。
でも今は、注文が入ってから商品を作る仕組みを使えば、在庫なしでもオリジナルグッズ販売を始められます。
「Canvaで作ったデザインを、いつか商品にしてみたい」
そんな方に向けて、この章では在庫なし販売の基本をわかりやすく整理していきます。
1-1. 在庫なし販売とは「売れてから作る」販売方法
在庫なし販売とは、先に商品を大量に用意するのではなく、注文が入ってから商品を作る販売方法です。
通常のネットショップでは、商品を仕入れる、保管する、注文が入ったら梱包して発送する、という流れが一般的です。
でもこの方法だと、最初にお金がかかりますし、売れ残った商品をどうするかも考えなければいけません。
一方、在庫なし販売では「商品ページを先に作っておき、売れたら制作する」という形にできます。
たとえば、Canvaで作ったイラストをトートバッグに配置して、BASEの商品ページに掲載しておく。
購入が入ったら、オリジナルグッズ制作サービスに発注し、商品を作って購入者へ届ける流れです。
BASE Appsの「オリジナルプリント.jp」では、Tシャツなど約1,500種類のオリジナルグッズを1個から在庫不要で作成し、BASEショップに出品できると案内されています。
この仕組みなら、最初からTシャツを10枚、トートバッグを20個といった形で抱えなくても、まずは1デザインから販売を試せます。
私も最初は、「グッズ販売=部屋に段ボールが積まれるイメージ」がありました。
でも、売れてから作る形なら、在宅で副業を考えている人でも始めるハードルがかなり下がるんですよね。
ただし、在庫なし販売は「何もしなくても自動で売れて届く」という意味ではありません。
商品登録、価格設定、注文後の発注確認など、ショップ運営者として見るべき作業はあります。
つまり在庫なし販売は、商品を先に抱えずに始められる販売方法です。
保管場所や売れ残りの不安を減らしながら、自分のデザインを商品として並べられるのが大きな特徴です。
1-2. 受注生産・プリントオンデマンド・無在庫販売の違い
結論からいうと、受注生産・プリントオンデマンド・無在庫販売は似ていますが、少しずつ意味が違います。
まず「受注生産」とは、注文を受けてから商品を作る販売方法です。
洋服、家具、ハンドメイド作品、オリジナルグッズなどで使われることが多い言葉です。
次に「プリントオンデマンド」とは、注文ごとに印刷して商品を作る仕組みのことです。
PODと略されることもあり、Tシャツ・マグカップ・スマホケース・トートバッグなどに、デザインを印刷して販売する場合によく使われます。
「無在庫販売」は、手元に在庫を持たずに販売する方法全体を指す言葉です。
受注生産やプリントオンデマンドも、広い意味では無在庫販売の一種と考えられます。
ざっくり整理すると、こんなイメージです。
- 受注生産:注文後に商品を作る販売方法
- プリントオンデマンド:注文ごとに印刷して作る仕組み
- 無在庫販売:手元に在庫を持たずに売る販売方法
- オリジナルグッズ販売:自分のデザインやアイデアを商品化して売ること
たとえば、Canvaで作ったデザインをTシャツに印刷して販売する場合は、「プリントオンデマンドを使った受注生産型の無在庫販売」と言えます。
少し長いですよね。
この記事では、わかりやすく伝えるために「在庫なしで販売できる方法」と表現し、初心者にも伝わりやすくしていきます。
BASEでも、受注生産は在庫を抱えずに販売できる方法として紹介されており、オリジナルプリント.jpとBASEを連携することで受注生産が可能と説明されています。
ここで覚えておきたいのは、言葉の違いよりも「売れる前に商品を大量に作らなくていい」という点です。
Canvaでデザインを作る人にとっては、この仕組みがかなり相性いいんです。
なぜなら、デザインを変えながらいろいろな商品を試せるから。
「このイラストはTシャツよりステッカーの方が合いそう」
「この文字デザインはマグカップにしたらかわいいかも」
そんなふうに、商品化のアイデアを小さく試せるのが在庫なし販売の魅力です。
1-3. 在庫あり販売との違い
在庫なし販売と在庫あり販売の大きな違いは、販売前に商品を用意するかどうかです。
在庫あり販売では、あらかじめ商品を仕入れたり制作したりして、手元に商品を持った状態で販売します。
注文が入ったらすぐ発送できるため、購入者に早く届けやすいのがメリットです。
一方で、売れ残った場合は自分で在庫を抱えることになります。
Tシャツならサイズ違い、カラー違いも出てくるので、初心者が最初から数量を読むのはなかなか難しいですよね。
たとえば、Mサイズの白Tシャツは売れたけれど、SサイズとLサイズが残ってしまう。
黒のトートバッグは反応があったのに、ベージュはまったく動かない。
こういうことは、実際の物販ではよく起こります。
在庫なし販売なら、注文後に作る流れにできるため、最初の仕入れ数で悩む必要がありません。
そのかわり、商品が届くまでに時間がかかることがあります。
違いを簡単にまとめると、次のようになります。
- 在庫あり販売:発送が早いが、仕入れ費用と売れ残りリスクがある
- 在庫なし販売:初期費用を抑えやすいが、納期が長くなる場合がある
- 在庫あり販売:売れ筋が読める中級者以上に向いている
- 在庫なし販売:まず試したい初心者に向いている
BASEのスタンダードプランは、初期費用・月額費用が0円で、商品が売れたときに決済手数料やサービス利用料がかかる仕組みです。
そのため、最初から固定費をかけずにショップを作りたい人にとって、始めやすい選択肢になります。
ただ、在庫なし販売だからといって、すべてがラクになるわけではありません。
商品画像を整える、説明文を書く、価格を決める、注文後の対応を確認する。
こうした作業は、ショップを運営するうえで必要になります。
つまり、在庫なし販売は「何もしなくていい販売」ではなく、「在庫リスクを抑えながら始められる販売」と考えるとわかりやすいです。
1-4. 在庫なし販売が向いている人・向いていない人
在庫なし販売は、まず小さくオリジナルグッズ販売を試したい人に向いています。
特に、Canvaでデザインを作るのが好きな人や、副業として自分のショップを作ってみたい人とは相性がいいです。
最初から大きく仕入れる必要がないので、「売れるかどうかわからないけど、試してみたい」という段階でも始めやすいんですよね。
向いているのは、たとえばこんな人です。
- Canvaで作ったデザインを商品化してみたい人
- 副業として小さくネット販売を始めたい人
- 在庫を家に置くスペースがない人
- まずは1商品から試してみたい人
- 自分のショップやブランドを作ってみたい人
私なら、最初の商品はトートバッグやマグカップのように、日常で使いやすいものから試します。
Tシャツも魅力的ですが、サイズ展開を考える必要があるので、初めてならサイズ選びが少ない商品の方が気持ちがラクです。
反対に、すぐに発送したい人や、商品1個あたりの利益率をできるだけ高くしたい人には、在庫なし販売が合わない場合もあります。
在庫なし販売は1個ずつ作ることが多いため、大量生産より原価が高くなりやすいです。
また、注文後に制作するため、購入者へ届くまでに日数がかかるケースもあります。
そのため、次のような人は在庫あり販売や別の方法も検討した方がよいかもしれません。
- 即日発送や翌日発送を売りにしたい人
- 1個あたりの原価をできるだけ下げたい人
- すでに売れる商品やデザインが決まっている人
- 梱包や同封物まで細かくこだわりたい人
在庫なし販売は、最初の一歩を軽くしてくれる方法です。
でも、販売後の対応や利益計算まで含めて考えると、向き不向きはあります。
「まずは小さく試したい」のか。
それとも「本格的に在庫を持ってブランド運営したい」のか。
今の自分の目的に合わせて選ぶと、無理のない始め方が見えてきます。
この章では、在庫なしでオリジナルグッズ販売ができる基本の仕組みを整理しました。
次の章では、在庫なし販売のメリットとデメリットをもう少し具体的に見ていきます。
2. 在庫なしでオリジナルグッズを販売するメリット・デメリット
在庫なしでオリジナルグッズを販売できると聞くと、「いいことばかりなのかな?」と思うかもしれません。
たしかに、在庫を抱えずに始められるのは大きな魅力です。
でも、原価や納期、集客の面では知っておきたい注意点もあります。
ここでは、在庫なし販売のメリットとデメリットを、初心者目線で整理していきます。
Canvaを使って副業を始めたい方は「Canvaは主婦の副業に向いている?未経験から始める稼ぎ方と注意点」もあわせて読んでみてください。
2-1. メリット① 初期費用を抑えて始めやすい
在庫なしでオリジナルグッズ販売を始める一番のメリットは、初期費用を抑えやすいことです。
通常のグッズ販売では、商品を先に作るためのお金が必要になります。
Tシャツ、トートバッグ、マグカップなどをまとめて発注すると、少なくても数千円〜数万円かかることがありますよね。
しかも、商品代だけではありません。
梱包材、保管スペース、発送資材、撮影用の小物など、細かい費用も積み重なります。
在庫なし販売なら、先に大量の商品を作らずに販売ページを用意できます。
注文が入ってから商品を作る流れにできるため、「まずは試してみたい」という段階でも始めやすいんです。
たとえば、Canvaで作ったデザインを使って、トートバッグを1種類だけ販売してみる。
反応があれば色違いや別デザインを増やし、反応が薄ければ商品画像や説明文を変えてみる。
このように、最初から大きなお金をかけずに、小さくテストできるのが在庫なし販売の良さです。
BASEのスタンダードプランは、初期費用0円・月額費用0円で、商品が売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかる仕組みです。
固定費を抑えてネットショップを始めたい人にとって、この料金体系はかなり始めやすいと思います。
ただし、「無料で始められる=販売にかかる費用がゼロ」という意味ではありません。
売れたときの手数料、商品制作費、送料などは利益計算に入れておきたいところです。
最初は、売上よりも「自分の商品を販売する流れを体験する」くらいの気持ちで始めると、ハードルがぐっと下がりますよ。
\初期費用を抑えて自分のショップを作りたい方へ/
BASE
で無料ショップを開設してみる
2-2. メリット② 売れ残りリスクが少ない
在庫なし販売は、売れ残りの不安を減らしやすい方法です。
オリジナルグッズ販売で怖いのは、作った商品が思ったように売れないことですよね。
せっかくTシャツを20枚作っても、サイズや色によっては残ってしまう可能性があります。
特に初心者のうちは、「どんなデザインが売れるのか」「どの商品なら手に取ってもらえるのか」が読みにくいものです。
在庫あり販売だと、売れなかった商品は自宅に残ります。
押し入れやクローゼットに段ボールが増えていくのを想像すると、少しプレッシャーを感じませんか?
在庫なし販売なら、購入されてから商品を作る流れにできるため、売れ残ったグッズを抱える心配が少なくなります。
たとえば、猫のイラスト、花柄、手書き風ロゴ、ゆるいキャラクターなど、複数のデザインを試したいときも、先に全部を商品化して仕入れる必要はありません。
商品ページとして並べて、反応がよいものを伸ばしていくことができます。
私なら、最初から10種類を本格販売するより、3種類くらいのデザインで反応を見ます。
その方が、どんな雰囲気の商品が見られやすいのか確認しやすいからです。
在庫なし販売は、失敗を完全になくす方法ではありません。
でも、売れ残りによる金銭的なダメージや保管の負担を小さくできるのは、初心者にとってかなり心強いポイントです。
2-3. メリット③ いろいろなデザインをテスト販売できる
在庫なし販売は、いろいろなデザインを試しながら販売できるのも魅力です。
Canvaでデザインを作っていると、「このデザイン、トートバッグにしたらかわいいかも」「こっちはマグカップ向きかも」とアイデアが出てくることがありますよね。
Canvaを使って副業を始めたい方は、「Canvaは主婦の副業に向いている?未経験から始める稼ぎ方と注意点を解説」もあわせて参考にしてみてください。
でも、在庫ありで販売する場合は、試したいデザインの数だけ制作費がかかります。
まだ売れるかわからない段階で何種類も作るのは、少し勇気がいります。
在庫なし販売なら、商品ページを作って反応を見ることができます。
実際に売れた数だけでなく、ショップの閲覧数やお気に入り数、SNSでの反応も参考になります。
たとえば、同じイラストでも次のような違いを試せます。
- 白背景とベージュ背景で印象を変える
- 文字あり・文字なしの2パターンを作る
- Tシャツではなくトートバッグにしてみる
- 大人向け・子ども向けで色味を変える
- 季節イベントに合わせたデザインを出す
Canvaなら、1つのデザインを複製して色や文字だけ変えることもできます。
そのため、テスト販売との相性がかなり良いんですよね。
たとえば、夏ならひまわりや海モチーフ、冬ならクリスマスや雪のデザインなど、季節に合わせて小さく出してみるのも楽しいです。
最初から「絶対に売れるデザイン」を当てようとすると、手が止まりやすくなります。
それよりも、反応を見ながら少しずつ改善する方が、続けやすい販売スタイルになりますよ。
2-4. デメリット① 1個あたりの原価が高くなりやすい
在庫なし販売のデメリットは、1個あたりの原価が高くなりやすいことです。
大量にまとめて作る場合は、1個あたりの制作費が下がることがあります。
一方で、在庫なし販売では1点ずつ作るケースが多いため、同じTシャツでも原価が高くなる場合があります。
ここでいう原価とは、商品を作るためにかかる費用のことです。
オリジナルグッズ販売では、商品代、印刷代、送料、ショップ手数料などをまとめて考える必要があります。
たとえば、トートバッグを2,500円で販売したとしても、制作費や送料、BASEの手数料を差し引くと、手元に残る利益は思ったより少ないことがあります。
「売れた金額=利益」ではないんですよね。
ここを勘違いすると、販売しているのにあまり収入が増えない、ということが起こります。
価格を決めるときは、ざっくりでも次の4つを分けて考えるとわかりやすいです。
- 商品の制作費
- 送料
- BASEなど販売サービスの手数料
- 自分の利益
特に、送料を自分で負担する設定にする場合は注意が必要です。
販売価格に送料分を含めるのか、別途送料として購入者に表示するのかで、利益の残り方が変わります。
在庫なし販売は始めやすい反面、価格設定を安くしすぎると続けにくくなります。
「自分ならこの価格で買いたいか」と「この価格で利益が残るか」の両方を見ながら決めていきたいですね。
2-5. デメリット② 納期が長くなることがある
在庫なし販売では、商品が購入者に届くまでに時間がかかることがあります。
すでに完成した商品を発送するわけではなく、注文後に制作が始まるためです。
在庫あり販売のように、当日発送や翌日発送をしやすい販売方法ではありません。
オリジナルプリント.jpのBASE連携に関するヘルプでも、受注生産のため、発注時点の工場の混み具合やアイテムの在庫状況を加味して出荷予定日が設定されると説明されています。(オリジナルプリント.jp公式ヘルプ)
つまり、商品によっては数日で出荷されることもあれば、混雑状況によって予定が変わることもあります。
購入者からすると、「いつ届くのか」はかなり気になるポイントです。
特にプレゼント用やイベント用に買う人は、到着日を気にしている場合があります。
そのため、商品ページには「受注生産のため、発送までに日数がかかる場合があります」といった案内を入れておくと親切です。
たとえば、商品説明の下の方に次のような一文を入れると、購入前に伝わりやすくなります。
「こちらの商品はご注文後に制作するため、発送までお時間をいただく場合があります。お急ぎの方は、購入前に納期の目安をご確認ください。」
この一文があるだけで、購入後の「まだ届かないんですけど……」という不安を減らしやすくなります。
在庫なし販売では、早さよりも「受注生産で丁寧に作る商品」として伝える方が相性がいいです。
納期を隠さずに書くことで、ショップへの信頼感も上がります。
2-6. デメリット③ 出品するだけでは売れにくい
在庫なしでオリジナルグッズを販売できても、出品するだけで自然に売れるわけではありません。
ここは、最初に知っておきたい現実です。
ネットショップを作って商品を並べても、見に来てくれる人がいなければ購入にはつながりません。
特にBASEのように自分のショップを作るタイプの場合、ショップの世界観や商品説明、SNSからの導線づくりが必要になります。
「ネットショップに人を集める方法は、Web集客の記事で詳しく解説しています」
たとえば、同じトートバッグでも、ただ「オリジナルトートバッグ」と書かれているだけだと、誰のための商品なのかわかりにくいですよね。
でも、次のように書くと少し印象が変わります。
「犬好きさんのお散歩バッグに。ゆるい手描きイラストのトートバッグ」
「カフェ時間が好きな方へ。手書き文字のマグカップ」
「親子で使える、やさしい色合いのハムスターデザイン巾着」
商品名や説明文に使う人のイメージが入ると、読者は自分ごととして見やすくなります。
また、InstagramやX、ブログからショップへ誘導する流れも作っておきたいところです。
Canvaで商品画像や投稿画像を作れる人なら、SNS用の紹介画像も作りやすいと思います。
商品ページだけでは魅力を伝えきれない場合は、ペライチでブランド紹介ページやキャンペーン用LPを作る方法もあります。
ペライチBASEは商品を販売するショップ、ペライチは商品の魅力やブランドストーリーを伝えるページ。
このように役割を分けると、アフィリエイト導線としても自然に紹介しやすくなります。
在庫なし販売は、商品を作るハードルを下げてくれる方法です。
ただし、売るためには「誰に届けたい商品なのか」を言葉と見せ方で伝える必要があります。
この章では、在庫なしでオリジナルグッズを販売するメリットとデメリットを整理しました。
次の章では、実際にどんなグッズが在庫なし販売に向いているのか、商品ジャンルごとに見ていきます。
3. 在庫なしで販売しやすいオリジナルグッズの種類
在庫なしでオリジナルグッズ販売を始めるなら、最初の商品選びで迷いますよね。
「Tシャツが王道かな?」
「でも、サイズ展開があると難しそう……」
「Canvaで作ったデザインなら、何にプリントするとかわいいんだろう?」
この章では、在庫なし販売と相性のよいオリジナルグッズの種類を紹介します。
商品ごとの特徴を知っておくと、自分のデザインに合うアイテムを選びやすくなりますよ。
3-1. Tシャツ・パーカー
Tシャツやパーカーは、オリジナルグッズ販売の定番アイテムです。
理由は、デザインを大きく見せやすく、ショップの世界観を伝えやすいからです。
イラスト、ロゴ、手書き文字、写真加工デザインなど、Canvaで作ったデザインとも相性がいいんですよね。
たとえば、ゆるい動物イラストを胸元に小さく入れたTシャツや、背面に大きく文字を入れたパーカーなどは、ブランド感を出しやすい商品です。
特にTシャツは、季節イベントや趣味ジャンルとも合わせやすいです。
- ペットモチーフのTシャツ
- 親子で着られるシンプルロゴTシャツ
- カフェ風の英字デザインTシャツ
- 推しカラーを意識したパーカー
- 部活・サークル風のオリジナルウェア
ただし、Tシャツやパーカーはサイズ展開があります。
S・M・L・XLなどを用意すると選んでもらいやすくなりますが、その分、商品登録や説明文も少し細かくなります。
色展開も悩みどころです。
白、黒、グレー、ベージュなど、選択肢を増やしすぎると、初心者は管理がやや大変に感じるかもしれません。
私なら、最初は「白Tシャツ1色」「M・L中心」くらいの少ない選択肢から試します。
いきなり全色展開するより、売れ方や反応を見ながら増やす方が気持ちもラクです。
Tシャツ・パーカーは、ショップの代表商品に育てやすいアイテムです。
一方で、サイズやカラーをどう見せるかがポイントになるので、最初はシンプルな展開から始めると扱いやすいですよ。
3-2. トートバッグ・エコバッグ
トートバッグやエコバッグは、Canva初心者にも扱いやすいオリジナルグッズです。
理由は、サイズ選びの悩みが少なく、日常使いしやすいからです。
Tシャツのように「服のサイズが合うかどうか」を気にしなくていいので、購入する側も選びやすいんですよね。
トートバッグは、デザインの見せ方も比較的シンプルです。
中央にイラストを配置する、ワンポイントでロゴを入れる、手書き風の文字を入れるなど、Canvaで作ったデザインを活かしやすい商品です。
たとえば、こんなデザインが向いています。
- 犬や猫などペットモチーフ
- 花や植物のナチュラル系デザイン
- カフェ風の英字ロゴ
- ゆるいイラストと短い言葉
- 習い事や趣味に合わせたワンポイントデザイン
エコバッグなら、買い物やサブバッグとして使う場面がイメージしやすいです。
商品説明でも「近所のお買い物に」「習い事バッグに」「お弁当と水筒を入れるサブバッグに」など、使うシーンを書きやすくなります。
私自身も、Canvaでデザインを考えるなら、最初に作ってみたいのはトートバッグです。
なぜなら、イラストが少しシンプルでも商品として形になりやすいから。
背景を作り込みすぎなくても、中央にモチーフを置くだけでかわいく見えます。
初心者でも「商品っぽさ」を出しやすいのが、トートバッグの魅力です。
3-3. スマホケース
スマホケースは、実用性が高く、デザイン性も出しやすいオリジナルグッズです。
毎日使うものなので、気に入ったデザインがあれば購入につながりやすいジャンルです。
シンプルな柄、ペットのイラスト、名前入り風デザイン、ニュアンスカラーなど、Canvaのテンプレート感覚でも作りやすいと思います。
スマホケースは、ファッション小物に近い感覚で選ばれます。
そのため、「かわいい」「おしゃれ」「自分らしい」と感じてもらえる見せ方が合います。
具体的には、次のようなデザインと相性がいいです。
- 淡いカラーの韓国風デザイン
- 手書き風の線画イラスト
- ペットや動物モチーフ
- 名前やイニシャル風の文字デザイン
- 花柄やチェック柄などの総柄
ただし、スマホケースは機種対応がネックになります。
iPhoneの機種だけでも種類が多く、Androidまで広げると、かなり選択肢が増えますよね。
そのため、初心者がいきなり幅広い機種に対応しようとすると、商品ページの管理がやや複雑になります。
最初は、対応機種を絞って販売するのもひとつの方法です。
たとえば、人気機種や自分が実際に使っている機種から始めると、サイズ感や見え方を確認しやすくなります。
スマホケースは、デザインがハマると魅力的な商品になります。
ただ、機種展開が多いので、最初は「どこまで対応するか」を決めてから作ると迷いにくいですよ。
3-4. マグカップ
マグカップは、プレゼント需要も狙いやすいオリジナルグッズです。
理由は、自分用だけでなく、誕生日、母の日、父の日、クリスマス、送別ギフトなどにも使いやすいからです。
日常的に使うものなので、デザインの雰囲気が合えば手に取ってもらいやすい商品なんですよね。
Canvaで作るなら、イラストや文字を組み合わせたデザインが向いています。
たとえば、やさしい色合いの背景に短いメッセージを入れたり、ペットイラストをワンポイントで配置したりすると、商品として見せやすくなります。
マグカップに合いやすいデザイン例は、こんな感じです。
- 朝のコーヒー時間に合う英字デザイン
- ペットや動物のゆるいイラスト
- 名前入り風のギフトデザイン
- 母の日・父の日向けのメッセージ
- 季節限定のクリスマスデザイン
マグカップは、Tシャツのようなサイズ選びがありません。
そのため、購入者が迷いにくいというメリットがあります。
一方で、立体の商品なので、デザインの配置には少し注意が必要です。
正面から見たときにどこに絵柄が来るのか、持ち手との位置関係はどうか、完成イメージを確認しておきたいところです。
商品説明では「自宅用」「職場用」「ギフト用」など、使う場面を具体的に書くと伝わりやすくなります。
ただのマグカップではなく、「誰のどんな時間に寄り添う商品なのか」が見えると印象が変わります。
マグカップは、Canvaで作ったやさしい雰囲気のデザインと相性がいい商品です。
ギフト需要もあるので、季節イベントに合わせて作ってみるのも楽しいですよ。
3-5. ステッカー・缶バッジ
ステッカーや缶バッジは、低価格で販売しやすいオリジナルグッズです。
高額商品よりも購入のハードルが低いため、「まず試しに買ってみよう」と思ってもらいやすいジャンルです。
小さなデザインでも商品化しやすいので、Canvaで作ったイラストやロゴの活用にも向いています。
特にステッカーは、ノート、スマホケース、パソコン、手帳、水筒などに貼って使えるため、使い道をイメージしやすいです。
缶バッジは、バッグやポーチにつけたり、イベント用グッズとして使ったりできます。
キャラクター系や推し活風デザインとも相性がいいですが、著作権や商標権には注意が必要です。
向いているデザインは、次のようなものです。
- 小さな動物イラスト
- 手書き風の短い言葉
- シンプルなロゴ
- 季節イベントのワンポイント
- シリーズ化しやすいキャラクター
ステッカーや缶バッジは単価が低めになりやすいので、1個だけで大きな利益を出す商品ではありません。
その代わり、複数デザインをセットにしたり、ショップの入り口商品として置いたりしやすいです。
たとえば、「犬好きさんステッカー3枚セット」「カフェ風ミニステッカーセット」のようにまとめると、商品としての見え方が少し強くなります。
在庫なし販売でも、小物系グッズはショップに並んでいるだけで楽しい雰囲気が出ます。
最初から高額商品だけに絞らず、手に取りやすい価格帯の商品を入れると、ショップ全体のバランスがよくなりますよ。
3-6. アクリルキーホルダー・アクリルスタンド
アクリルキーホルダーやアクリルスタンドは、キャラクター性のあるデザインと相性がいいグッズです。
イラスト、ペット、オリジナルキャラクター、ミニブランドのマスコットなどを作りたい人には、かなり魅力的な商品だと思います。
透明感があるので、完成したときの「グッズ感」が出やすいんですよね。
特にアクリルキーホルダーは、バッグやポーチにつけられるため、日常使いもしやすいです。
アクリルスタンドは、机や棚に飾る商品として楽しんでもらえます。
たとえば、こんなテーマに向いています。
- オリジナルキャラクター
- ペットのイラスト化
- ハムスター・犬・猫などの動物モチーフ
- 推し活風の名前入りデザイン
- シリーズ展開できるミニキャラ
ただし、アクリル系グッズはデータ作成に少し慣れが必要な場合があります。
カットライン(アクリルを切り抜くための線)や白版(透明素材に印刷する際、色をきれいに見せるための白い下地)など、通常の画像作成とは違う指定が出ることがあるからです。
Canvaだけで完結できる場合もありますが、入稿ルールは商品ごとに確認が必要です。
デザインを作る前に、利用する制作サービスの商品ページで対応データ形式や注意点を見ておくと、作り直しを減らせます。
私なら、アクリル系グッズは2〜3商品目以降に挑戦します。
最初にトートバッグやマグカップで販売の流れに慣れてからの方が、データ作成も落ち着いて進められるからです。
アクリルキーホルダー・アクリルスタンドは、ショップに個性を出しやすい商品です。
キャラクターやペットモチーフを育てたい人なら、少し慣れてきたタイミングで挑戦してみる価値があります。
3-7. Canva初心者におすすめなのは「トートバッグ・ステッカー・マグカップ」
Canva初心者が在庫なしでオリジナルグッズ販売を始めるなら、最初はトートバッグ・ステッカー・マグカップがおすすめです。
理由は、デザインの作りやすさと販売のしやすさのバランスが良いからです。
Tシャツやスマホケースも魅力的ですが、サイズ展開や対応機種で迷いやすい面があります。
トートバッグは、中央にイラストや文字を置くだけでも商品らしく見えます。
ステッカーは、小さなイラストやロゴを活かしやすく、複数デザインを試すのに向いています。
マグカップは、ギフトや自分用としてイメージしやすいので、商品説明が書きやすいのも魅力です。
最初の商品選びで迷ったら、次のように考えると選びやすくなります。
- 使う場面を想像しやすいか
- サイズや機種で迷いにくいか
- Canvaのデザインをそのまま活かしやすいか
- 商品説明を書きやすいか
- 季節イベントにも展開しやすいか
たとえば、ペットのイラストを使うなら、トートバッグはお散歩バッグ、ステッカーは手帳やスマホ用、マグカップはおうち時間用として展開できます。
同じデザインでも、商品を変えるだけで見え方が変わるんです。
この「1つのデザインを複数の商品に展開できる」のは、Canva好きにはかなり楽しいポイントだと思います。
BASE Appsの「オリジナルプリント.jp」では、Tシャツやマグカップ、サコッシュ、スマホリング、タオルなど約1,500種のオリジナルグッズを作成し、BASEに出品できると案内されています。
BASEまずは作りやすい商品を1つ選んで、ショップに並べてみる。
そこから反応を見ながら、別の商品にもデザインを広げていく流れが始めやすいですよ。
この章では、在庫なしで販売しやすいオリジナルグッズの種類を紹介しました。
次の章では、実際にどのサービスを使えば在庫なし販売ができるのか、販売サイト・制作サービスを比較していきます。
4. オリジナルグッズを在庫なしで販売できるサイト・サービス比較
在庫なしでオリジナルグッズを販売できるサービスはいくつかあります。
でも、いざ調べ始めると「SUZURI?BASE?BOOTH?結局どれがいいの?」と迷ってしまいませんか?
この章では、初心者が使いやすい代表的なサービスを比較しながら、それぞれどんな人に向いているのかを整理していきます。
4-1. SUZURI|手軽に出品したい人向け
SUZURIは、できるだけ手軽にオリジナルグッズを販売してみたい人に向いているサービスです。
理由は、画像をアップロードして商品を選ぶだけで、Tシャツやステッカー、マグカップなどのグッズを作成・販売しやすいからです。
販売ページもSUZURI内に作られるため、「まずは出品を体験してみたい」という人には始めやすいと思います。
SUZURIでは、アイテムごとに原価が表示され、そこに「トリブン(アイテムが売れたときにもらえるお金)」を設定する仕組みです。トリブンは最大5,000円まで設定でき、原価+トリブンが販売価格になります。(SUZURI公式ヘルプ)
たとえば、Canvaで作ったイラストをステッカーやTシャツにして、「まずは1つ出してみる」にはかなり使いやすいです。
一方で、SUZURIはサービス内のショップに商品を並べる形になります。
そのため、自分だけのネットショップを作り込むというより、SUZURIの中に自分の販売ページを持つイメージです。
また、トリブンの振込には条件やタイミングがあります。公式ヘルプでは、自分で申請する場合は「金にする」を選択した月の翌月末が振込目安で、振込手数料176円が差し引かれると案内されています。(SUZURI公式ヘルプ)
私なら、SUZURIは「デザインを商品化する感覚をつかむ場所」として使います。
いきなり本格的なショップ運営をする前に、グッズ販売の雰囲気を試したい人には合っていますよ。
4-2. UP-T|Tシャツ系を作りたい人向け
UP-Tは、Tシャツやパーカーなどのアパレル系グッズを中心に販売したい人に向いています。
特に「オリジナルTシャツを作って売りたい」「ウェア系の商品を多めに扱いたい」という方には、候補に入れやすいサービスです。
UP-Tのオリジナルショップ機能では、販売時の手数料が10%と案内されています。公式ページの例では、原価1,500円のTシャツを2,500円で販売した場合、差額1,000円から手数料10%が引かれ、報酬は900円になると説明されています。(UP-T公式ページ)
Tシャツ販売では、原価と販売価格の差がそのまま利益になるわけではありません。
このように、サービス側の手数料を含めて考える必要があります。
UP-Tの特徴は、製造や発送、サポート対応まで任せやすい点です。
公式ページでは、売れてから発送までUP-T側で対応することや、平日14時までに決済が完了した注文は3営業日で発送と案内されています。(UP-T公式ページ)
たとえば、イベントTシャツ、サークル風デザイン、親子で着られるロゴTシャツなど、服として着ることを前提にした商品とは相性がよいです。
ただし、Tシャツ系はサイズやカラーの見せ方が少し難しくなります。
白・黒・グレーのどれを売るのか、S・M・Lをどう並べるのかで、商品ページの印象も変わりますよね。
Canvaでデザインを作る場合は、最初から細かく展開しすぎず、1デザイン・1〜2色くらいで試すと扱いやすいです。
UP-Tは、ウェア中心で販売したい人には心強いサービスです。
反対に、雑貨や小物も含めて「自分のお店全体」を作りたい場合は、BASEのようなネットショップ型サービスと比較して考えると選びやすくなります。
4-3. pixivFACTORY・BOOTH|イラスト・同人系に向いている
pixivFACTORYとBOOTHは、イラストや同人系のグッズ販売と相性がよい組み合わせです。
pixivFACTORYはグッズを作成するサービス、BOOTHは作品やグッズを販売できるショップ作成サービスです。
特に、イラストレーター、漫画・同人活動をしている人、オリジナルキャラクターを展開したい人には使いやすいと思います。
pixivFACTORYの公式ヘルプでは、BOOTHオンデマンド販売について、pixivFACTORYで作ったグッズや同人誌の入稿データをBOOTHへ登録しておくと、購入者の注文に応じて1点から製造・販売できる仕組みだと説明されています。購入されるたびに製造し、購入者へ直接発送されるため、事前に在庫を抱えず販売できるとも案内されています。(pixivFACTORY公式ヘルプ)
たとえば、オリジナルキャラクターのアクリルキーホルダー、缶バッジ、ステッカー、同人誌などを販売したい場合には使いやすいです。
BOOTHは、pixivユーザーや創作活動をしている人との相性がよい反面、一般的な「ネットショップを開く」というより、創作物を販売するマーケットに近い印象があります。
そのため、Canvaで作ったデザイン雑貨を幅広い人に販売したい場合は、読者層との相性を考える必要があります。
私なら、オリジナルキャラクターやイラスト活動を中心に見せたい場合はBOOTH。
ペットグッズ、暮らし雑貨、ギフト向け商品などを並べたい場合はBASE、という分け方で考えます。
pixivFACTORY・BOOTHは、イラストや同人ジャンルに強いサービスです。
自分の作品世界を持っている人には合いますが、ショップ全体のブランド感を作りたい人は、次に紹介するBASEも見ておくと選択肢が広がります。
4-4. BASE|自分のネットショップを作りたい人向け
BASEは、自分のネットショップを作ってオリジナルグッズを販売したい人に向いています。
SUZURIやBOOTHが「サービス内に商品を並べる感覚」だとすると、BASEは「自分のお店を持つ感覚」に近いです。
ショップ名、ロゴ、商品写真、説明文、カテゴリ、デザインなどを整えながら、自分らしい販売ページを作れます。
BASEのスタンダードプランは、初期費用0円・月額費用0円で、商品が売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかる仕組みです。
BASEこの料金体系は、最初に固定費をかけずにショップを作ってみたい人に向いています。
売れるまで月額費用がかからないので、副業の第一歩として試しやすいんですよね。
たとえば、Canvaで作ったデザインを使って、トートバッグ、マグカップ、ステッカーを並べる。
さらにショップ名を決めて、ロゴやヘッダー画像もCanvaで作る。
そこまで整えると、ただ商品を出すだけではなく、「小さなブランドを作っている」感覚になります。
私がこのテーマでブログを書くなら、BASEをメインの販売先として紹介します。
理由は、読者ターゲットが「Canva好き」「副業してみたい」「自分のショップを作ってみたい人」だからです。
もちろん、BASEでショップを作っただけで売れるわけではありません。
Instagram、X、ブログ、ペライチの紹介ページなどから、ショップへ来てもらう導線も必要になります。
それでも、自分の世界観を出したい人にはBASEが合いやすいです。
「商品を置く場所」だけでなく、「あこがれの自分のお店」を形にできる場所として考えると、かなりワクワクしますよ。
4-5. オリジナルプリント.jp|BASEと連携して商品化しやすい
オリジナルプリント.jpは、BASEと組み合わせることで、Canvaデザインを商品化しやすい制作サービスです。
Tシャツ、バッグ、マグカップ、スマホケースなど、幅広いグッズを作れるため、「Canvaで作ったデザインを実際の商品にしてBASEで売りたい」という流れと相性がよいです。
オリジナルプリント.jpの公式ガイドでは、BASEとのオンデマンド出品連携について、商品名・販売価格・商品説明を入力してBASEへ出品登録できる流れが説明されています。(オリジナルプリント.jp公式ガイド)
ただし、ここで知っておきたいのは、すべてが完全自動ではないという点です。
公式ガイドでは、出品した商品の在庫数は100個で仮設定され、オリジナルプリント.jpの在庫と自動連動しないと案内されています。BASEショップ管理画面で在庫数を0にしたり、商品を非表示にしたりする対応が必要になる場合もあります。(オリジナルプリント.jp公式ガイド)
また、BASEで注文が入った後は、オリジナルプリント.jpのマイページで注文情報を確認し、カートに入れて発注する流れです。発送後も、BASE側の注文ステータスは手動で更新する必要があると説明されています。(オリジナルプリント.jp公式ガイド)
つまり、オリジナルプリント.jpは「商品化とBASE出品をしやすくしてくれるサービス」ですが、売れた後の確認作業はショップ運営者側にもあります。
ここを知っておくと、販売後に慌てにくいです。
「出品したら全部おまかせ」ではなく、「商品制作を外部サービスに任せながら、自分でショップを運営する」イメージですね。
Canvaでデザインを作って、オリジナルプリント.jpで商品化し、BASEに並べる。
この流れは、在庫なしで自分のショップを作りたい人にとって、かなり現実的な選択肢になります。
4-6. 迷ったら「出品型」と「自分のショップ型」で選ぶ
どのサービスを使うか迷ったら、「出品型」と「自分のショップ型」で考えると選びやすいです。
出品型とは、すでにあるサービス内に商品を並べる形です。
SUZURIやBOOTHは、このイメージに近いです。
自分のショップ型は、ショップ名やデザイン、商品ページを自分で整えて運営する形です。
BASEはこちらに近く、ショップの世界観を作りたい人に向いています。
ざっくり分けると、次のようになります。
- 手軽に試したい:SUZURI
- Tシャツ系を中心に売りたい:UP-T
- イラスト・同人系で販売したい:pixivFACTORY・BOOTH
- 自分のネットショップを作りたい:BASE
- BASEと連携して商品化したい:オリジナルプリント.jp
Canva好きで、副業として小さくショップを作ってみたい人なら、私はBASEを軸に考えるのが合っていると思います。
理由は、商品を並べるだけでなく、ショップ名、ロゴ、ヘッダー画像、商品説明まで自分で作り込めるからです。
Canvaでデザインするのが好きな人ほど、ショップ全体の雰囲気づくりも楽しめるはずです。
そして、商品の魅力やブランドストーリーをもっと詳しく伝えたい場合は、ペライチで紹介ページを作る方法もあります。
\商品の世界観を1ページで伝えたい方へ/
BASEは販売する場所、ペライチは商品の世界観や想いを伝えるページ、と役割を分けると自然です。
たとえば、BASEには商品一覧を置き、ペライチには「なぜこのグッズを作ったのか」「どんな人に使ってほしいのか」「制作のこだわり」を載せる。
そのページからBASEの商品ページへリンクすれば、ただの商品紹介よりも気持ちが伝わりやすくなります。
ネットショップに人を集める方法は、Web集客の記事でも詳しく解説しています。
最初から全部を完璧に作る必要はありません。
まずはBASEで小さなショップを作り、1商品を並べてみる。そこから必要に応じて、ペライチやブログ、SNSを組み合わせて育てていく流れが始めやすいです。
この章では、在庫なしでオリジナルグッズを販売できるサービスを比較しました。
次の章では、実際にCanvaで作ったデザインをBASEで販売する流れを、より具体的に見ていきます。
5. Canvaで作ったデザインをBASEで販売する流れ
「Canvaで作ったデザインを、実際に商品として売るにはどうすればいいの?」
ここが一番気になるところですよね。
この章では、Canvaでデザインを作り、オリジナルプリント.jpで商品化し、BASEショップに出品するまでの流れを紹介します。
最初から完璧なブランドを作ろうとしなくても大丈夫です。
まずは1つの商品を作って、自分のショップに並べるところまでイメージしてみてください。
5-1. Canvaで販売したいデザインを作る
最初にやることは、Canvaで「商品にしたいデザイン」を作ることです。
Canvaは、Tシャツ、マグカップ、ステッカー、トートバッグなどのオリジナルグッズ用デザインも作れるツールです。公式ページでも、ドラッグ&ドロップでデザインを作成し、ダウンロードや共有ができると案内されています。
ただし、販売用グッズに使う場合は、ただテンプレートをそのまま使うのではなく、自分の言葉・写真・イラスト・色の組み合わせを入れて「オリジナルデザイン」にする必要があります。Canva公式ヘルプでも、販売できるのはオリジナルデザインであり、Canvaのコンテンツを単独で販売することはできないと説明されています。
Canvaを使った副業の始め方は、Canva副業は主婦に向いてる?未経験からの稼ぎ方と注意点でも詳しく紹介しています。
たとえば、Canvaの素材を1つ置いただけのデザインよりも、次のように組み合わせる方が商品らしくなります。
- 自分で考えた短い言葉を入れる
- 色味をショップの雰囲気に合わせる
- 写真やイラストを複数組み合わせる
- 余白を作って印刷後に見やすくする
- 商品ごとに配置を調整する
私なら、最初はトートバッグかマグカップを想定して作ります。
Tシャツも魅力的ですが、サイズや着る人の好みが分かれやすいので、初心者は雑貨系の方が気持ちがラクなんですよね。
たとえば、ペットのイラストに「Have a nice day」のような短い英字を添える。
背景は白かベージュ系にして、普段使いしやすい雰囲気にする。
それだけでも、ただの画像ではなく「商品にできそうなデザイン」に近づきます。
ここで意識したいのは、グッズにしたときの見え方です。
SNS画像のように文字をたくさん入れると、Tシャツやマグカップでは少し読みにくくなることがあります。
Canvaで作る段階では、「遠くから見ても何のデザインかわかるか」「小さく印刷されても読みやすいか」を確認してみてください。
商品にしたときの印象を想像しながら作ると、販売ページに並べたときの完成度も上がりますよ。
5-2. オリジナルプリント.jpで商品を選ぶ
デザインができたら、次はオリジナルプリント.jpで商品を選びます。
オリジナルプリント.jpは、Tシャツやバッグ、マグカップなどのオリジナルグッズを作成できるサービスです。BASE Appsの「オリジナルプリント.jp」では、Tシャツをはじめ約1,500種類のオリジナルグッズを1個から在庫不要で作成し、BASEに出品できると案内されています。
商品を選ぶときは、「自分が作りたいもの」だけでなく、「買う人が使う場面」も考えると選びやすいです。
たとえば、同じ犬のイラストでも、商品によって使われ方が変わります。
- トートバッグ:お散歩バッグや買い物バッグ
- マグカップ:自宅や職場のコーヒー時間
- ステッカー:スマホケースや手帳のデコレーション
- Tシャツ:休日やイベント用
- タオル:ジム・部活・子ども用グッズ
Canvaで作ったデザインがシンプルなら、トートバッグやマグカップにすると見せやすいです。
逆に、キャラクターの全身イラストなら、アクリルキーホルダーやステッカーも合います。
ここで原価も確認しておきたいところです。
商品ごとに制作費が違うため、販売価格を決める前に「いくらで作れて、いくらで売るのか」をざっくり見ておく必要があります。
たとえば、原価が高い商品を安く売ると、BASEの手数料や送料を引いたあとに利益がほとんど残らないことがあります。
「かわいいからこれにしよう」だけで決めると、あとで価格設定に悩みやすいんです。
最初の商品は、見た目・原価・売りやすさのバランスで選ぶのがおすすめです。
迷ったら、サイズ展開が少なくて日常使いしやすいトートバッグやマグカップから試すと、商品ページも作りやすいですよ。
5-3. デザインを入稿して仕上がりイメージを確認する
商品を選んだら、デザインを入稿して仕上がりイメージを確認します。
入稿とは、印刷や制作に使うデザインデータをアップロードすることです。
オリジナルグッズ制作では、画面上でデザインを配置し、完成イメージを見ながら調整する流れになります。
ここで見たいのは、「Canvaで見たときのかわいさ」と「商品にしたときの見え方」が合っているかどうかです。
たとえば、画面ではちょうどよく見えた文字が、マグカップに配置すると小さすぎることがあります。
トートバッグでは、中央に置いたつもりのイラストが少し上寄りに見えることもあるんですよね。
確認したいポイントは、次の5つです。
- デザインが小さすぎないか
- 文字が読みやすいか
- 端に寄りすぎていないか
- 商品カラーとデザインの色が合っているか
- 印刷範囲からはみ出していないか
特に、淡い色同士の組み合わせは注意したいです。
白いバッグに薄いベージュの文字を入れると、画面ではおしゃれに見えても、実物では読みにくくなることがあります。
私もCanvaでデザインを作ると、つい淡い色を使いたくなります。
でも商品化するときは、少しだけコントラスト(色の明るさの差)を強めた方が見やすい場合があります。
また、Canvaから画像を書き出すときは、印刷用として使いやすい形式を選びます。
一般的にはPNG形式(背景透過や高画質で使いやすい画像形式)やPDF形式が使われることがありますが、最終的には利用する制作サービスの入稿条件に合わせてください。
仕上がりイメージを見て違和感があれば、Canvaに戻って修正します。
この往復を1〜2回するだけで、商品ページに載せたときの印象がかなり変わりますよ。
5-4. BASEショップに商品を出品する
仕上がりイメージを確認できたら、BASEショップに商品を出品します。
BASEは、ネットショップを作成できるサービスです。公式サイトでは、ネットショップの作成・開設が無料ででき、個人・法人問わず開業できると案内されています。
オリジナルプリント.jpのBASE連携では、商品名・販売価格・商品説明などを入力して、BASEへ出品登録できる流れが用意されています。
ここで作るのは、ただの登録情報ではありません。
購入者が「これ、ほしいかも」と思うための商品ページです。
入力する内容は、主に次のようなものです。
- 商品名
- 販売価格
- 商品説明
- 商品画像
- カテゴリやバリエーション
商品名は、デザイン名だけでなく、使う人や使う場面が伝わる言葉にすると見てもらいやすくなります。
たとえば「ハムスター トートバッグ」よりも、
「ハムスター好きさんのお出かけトートバッグ」
の方が、どんな人向けの商品なのか伝わりやすいですよね。
商品説明では、素材やサイズだけでなく、使うシーンも書くと雰囲気が出ます。
「お買い物や習い事バッグに使いやすい、やさしい色合いのトートバッグです」
「コーヒー時間が少し楽しくなる、ゆるい動物イラストのマグカップです」
こんな一文があると、購入後のイメージが浮かびやすくなります。
BASEのスタンダードプランは、初期費用0円・月額費用0円で、商品が売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかります。PayPay・Amazon Pay・PayPalの場合は、決済手数料にシステム手数料相当額1%が加算されます。
そのため、販売価格を決めるときは、商品制作費だけでなく、手数料や送料も含めて考えます。
せっかく売れても利益がほとんど残らないと、続けるのが苦しくなってしまいますからね。
BASEショップに商品が並ぶと、いよいよ「自分のお店らしさ」が出てきます。
ショップ名やロゴ、ヘッダー画像もCanvaで作れば、世界観をそろえやすくなりますよ。
\自分だけのネットショップを作ってみたい方へ/
自分のお店を小さく始める5-5. 売れた後は発注・発送処理を確認する
BASEで商品が売れたら、次は発注と発送処理を確認します。
ここは、初心者が特につまずきやすいところです。
なぜなら、「BASEに出品したから、売れたら全部自動で作られて発送される」と思ってしまいやすいから。
オリジナルプリント.jpの公式ガイドでは、BASEのネットショップで注文があると、オリジナルプリント.jpのマイページで注文を確認できると案内されています。注文内容はカートに入れて、オリジナルプリント.jp上で発注する流れです。
つまり、注文が入ったら、ショップ運営者側で「商品を発注する」作業が必要になります。
ざっくりした流れは、次のようになります。
- BASEで注文が入る
- オリジナルプリント.jpのマイページで注文情報を確認する
- 対象商品をカートに入れて発注する
- 制作・発送の状況を確認する
- BASE側の注文ステータスも更新する
発送先については、購入者へ直接送る形にできる場合があります。
ただし、注文方法や連携状況によって対応が変わるため、実際に使う前に公式ガイドの流れを見ておくと安心です。
また、BASEと連携させずに手動で商品登録した場合は、注文情報が自動でオリジナルプリント.jpに連携されません。オリジナルプリント.jpの公式ヘルプでも、その場合は手動で注文する必要があると説明されています。
ここを知らないと、商品が売れたあとに「どこから発注するの?」と焦ってしまいます。
私なら、最初の1商品を出品した時点で、売れた後の画面や手順をメモしておきます。
実際に注文が入ってから調べるより、事前に流れだけでも見ておいた方が落ち着いて対応できます。
売れた後の作業までイメージできると、在庫なし販売がぐっと現実的になります。
出品して終わりではなく、購入者に商品が届くところまでがショップ運営なんですよね。
5-6. 「完全自動」だと思い込まないように注意する
在庫なし販売を始めるときは、「完全自動で売れて、完全自動で届く」と思い込まない方が安全です。
在庫なし販売は、在庫を抱えずに始めやすい方法です。
でも、ショップ運営者として確認することはあります。
特にBASEとオリジナルプリント.jpを使う場合、出品・注文確認・発注・ステータス更新など、手作業が必要になる部分があります。
オリジナルプリント.jpの公式ガイドでも、BASEへ出品した商品の在庫数は100個で仮設定され、オリジナルプリント.jpの在庫と自動連動しないと案内されています。また、商品発送後はBASE側の注文ステータスを手動で「対応済み」にする流れも説明されています。
このあたりは、読者にも正直に伝えたいところです。
「在庫なしだからラクです」だけだと、あとでギャップが出やすいんですよね。
確認しておきたいポイントは、次の5つです。
- BASEとオリジナルプリント.jpの連携ができているか
- 売れた後の発注手順を理解しているか
- 商品の出荷予定日を確認できるか
- BASE側の注文ステータスを更新できるか
- 在庫数や非表示設定を必要に応じて見直せるか
少し面倒に感じるかもしれません。
でも、最初に流れを知っておけば、1回目の注文対応はかなり落ち着いて進められます。
そして、この手作業があるからこそ、商品説明やショップづくりにも自分らしさを出せます。
完全自動ではないけれど、自分のショップを育てている感覚があるんです。
在庫なし販売は、最初の仕入れリスクを抑えながら、オリジナルグッズ販売に挑戦できる方法です。
Canvaで作ったデザインを商品にしてBASEに並べる流れがわかれば、「自分にもできそう」と感じやすくなると思います。
\まずは1商品からショップに並べてみたい方へ/
BASEで自分のネットショップを作ってみる
この章では、Canvaで作ったデザインをBASEで販売するまでの流れを紹介しました。
次の章では、ただ商品を並べるだけで終わらせず、「あこがれの自分のショップ」に見せるブランド作りのコツを見ていきます。
6. あこがれの自分のショップに見せるブランド作りのコツ
BASEに商品を並べるだけでも、ネットショップは作れます。
でも、「なんだか素敵」「このお店、ちょっと気になる」と思ってもらうには、ショップ全体の見せ方も考えたいところです。
あなたも、商品そのものだけでなく、お店の雰囲気に惹かれて買った経験はありませんか?
この章では、在庫なしで始める小さなショップでも「あこがれの自分のお店」に見せるためのコツを紹介します。
6-1. ただ商品を並べるだけではなく「世界観」を作る
自分のショップらしく見せるには、商品を並べるだけでなく「世界観」を作ることがポイントになります。
世界観とは、ショップを見たときに伝わる雰囲気や方向性のことです。
ナチュラル、かわいい、シンプル、元気、ゆるい、上品など、「このお店はこんな感じ」と一目で伝わる印象ですね。
在庫なし販売では、商品自体は制作サービスを使って作ることが多くなります。
だからこそ、ショップの見せ方で差が出やすいんです。
たとえば、同じトートバッグでも、見せ方によって印象が変わります。
- ナチュラルな暮らしに合う、やさしい動物イラストのショップ
- 犬好きさんのお散歩時間を楽しくするペットグッズショップ
- カフェ時間が好きな人向けの英字ロゴ雑貨ショップ
- 親子で使える、やさしい色合いのグッズショップ
- ハムスター好きさんに向けた、ゆるかわ小物ショップ
商品そのものは似ていても、「誰に、どんな気持ちで使ってほしいか」が見えると、ただのグッズではなくなります。
私なら、最初に「このショップを見た人に、どんな気分になってほしいか」を考えます。
ほっとしてほしいのか、ワクワクしてほしいのか、かわいくて思わず笑ってほしいのか。
そこが決まると、デザインの色や文字、商品説明の言葉も選びやすくなるんですよね。
世界観は、最初から完璧に作り込まなくても大丈夫です。
まずは「この雰囲気でいきたい」という方向を1つ決めるだけでも、ショップ全体がまとまりやすくなります。
6-2. ショップ名・ロゴ・色味・写真の雰囲気をそろえる
ショップをブランドらしく見せるには、ショップ名・ロゴ・色味・写真の雰囲気をそろえると伝わりやすくなります。
理由は、見た目の印象がバラバラだと、どんなお店なのか読者に伝わりにくいからです。
商品はかわいいのに、ロゴはポップ、背景は真っ黒、商品写真は明るかったり暗かったり……となると、少しもったいないですよね。
BASEにはショップデザイン機能があり、デザインテンプレートを使ってショップの雰囲気を整えられます。公式ページでも、専門的な知識や操作がなくても、テーマを選んでショップの世界観やコンセプトを表現できると案内されています。
Canvaが使える人なら、ショップに必要なパーツも作りやすいです。
たとえば、次のようなものをCanvaでそろえられます。
- ショップロゴ
- ヘッダー画像
- 商品画像の背景
- Instagram投稿用の画像
- キャンペーン告知バナー
最初は、色を3色までに絞るとまとまりやすいです。
たとえば、ベージュ・ブラウン・白の組み合わせならナチュラルに見えますし、くすみピンク・グレー・白ならやさしい雰囲気になります。
写真や商品画像も、できるだけ同じトーンにそろえるとショップらしさが出ます。
背景を白系にする、影をやわらかくする、文字入れのフォントを統一するなど、ちょっとしたことで印象が変わりますよ。
私もデザインを作るとき、色が増えすぎると一気に迷子になります。
「かわいい色を全部使いたい!」と思うほど、まとまりがなくなることがあるんですよね。
ショップ作りも同じで、最初は引き算くらいがちょうどいいです。
ロゴ・色・画像の雰囲気をそろえるだけで、小さなショップでもぐっとブランドらしく見えてきます。
6-3. 商品説明には「誰に向けた商品か」を書く
商品説明では、商品の特徴だけでなく「誰に向けた商品なのか」を書くと伝わりやすくなります。
なぜなら、購入者は「これは自分に合いそう」と感じたときに、商品をじっくり見てくれるからです。
ただ素材やサイズだけが書かれていても、使う場面が想像しにくいんですよね。
たとえば、商品名が「オリジナルトートバッグ」だけだと、少しぼんやりしています。
でも、次のように書くと印象が変わります。
「犬好きさんのお散歩時間が楽しくなる、ゆるいイラストのトートバッグ」
「カフェ時間が好きな方へ。手書き文字入りのマグカップ」
「ハムスター好きさんに使ってほしい、やさしい色合いのステッカー」
このように「誰に」「どんな場面で」使ってほしいかを入れると、商品ページに温度が出ます。
商品説明を書くときは、次の3つを入れると作りやすいです。
- 誰に向けた商品か
- どんな場面で使えるか
- デザインのこだわり
たとえば、トートバッグなら「近所のお買い物」「お散歩」「習い事バッグ」「図書館用バッグ」など、使う場面を書けます。
マグカップなら「朝のコーヒー時間」「在宅ワーク中」「プレゼント用」など、暮らしの中のシーンを入れやすいです。
商品説明は、長ければいいわけではありません。
でも、購入者が自分の生活に置き換えられる一文があると、ただの説明から「ほしくなる文章」に近づきます。
Canvaで作ったデザインを販売するなら、見た目だけでなく言葉でも魅力を伝えていきたいですね。
6-4. ペット・趣味・推し活・地域など、テーマを絞る
ショップを覚えてもらいやすくするには、テーマを絞るのがおすすめです。
テーマが広すぎると、何のお店なのか伝わりにくくなります。
「かわいいものをいろいろ売っています」よりも、「犬好きさん向けのゆるいお散歩グッズ」くらい絞った方が、刺さる人には刺さりやすいんです。
在庫なし販売は、いろいろな商品を試せるのが魅力です。
ただ、最初からジャンルを広げすぎると、ショップの印象がぼやけます。
テーマの例としては、次のようなものがあります。
- ペット:犬、猫、ハムスター、小鳥など
- 趣味:カフェ、読書、釣り、ガーデニングなど
- 推し活:カラー、メッセージ、持ち歩きグッズなど
- 地域:地元モチーフ、方言、観光地風デザインなど
- ライフスタイル:親子、在宅ワーク、習い事、暮らし雑貨など
たとえば、ハムスターが好きな人向けにするなら、Tシャツ、トートバッグ、ステッカー、マグカップを全部ハムスター系でそろえられます。
同じ動物でも、「リアルなハムスター」なのか「ゆるいイラスト」なのかで、ショップの雰囲気は変わりますよね。
私なら、最初は自分が本当に好きなテーマから始めます。
なぜなら、商品説明やSNS投稿を書くときに、好きなものの方が言葉が出てきやすいからです。
ただし、推し活やキャラクター系で作る場合は注意が必要です。
公式キャラクター、芸能人の写真、アニメや漫画の画像、ブランドロゴなどを無断で使って販売することは避けてください。
BASE Uでも、オリジナルグッズ販売では著作権・商標権・肖像権に注意する必要があると説明されています。
「好き」をテーマにするなら、自分で作ったオリジナルのデザインや言葉で表現するのが安心です。
テーマを絞ると、商品作りも発信も考えやすくなります。
小さくても「このお店といえばこれ」が見えると、ショップの印象に残りやすくなりますよ。
6-5. 商品ページだけで伝えきれない魅力はLPで補う
商品ページだけで魅力を伝えきれないときは、LPで補う方法があります。
LPとは、ランディングページの略で、1つの商品やサービスの魅力を1ページで伝えるためのページです。
ネット広告やSNSから来た人に向けて、商品の特徴、想い、使い方、購入までの流れをまとめて見せるときによく使われます。
ペライチでLPを作る流れは、こちらの記事で詳しく解説しています。
【ペライチLPとは?初心者でも作れる理由とメリット・デメリットを解説】
BASEの商品ページは、商品を販売する場所として使いやすいです。
一方で、ショップの想いやブランドストーリーをじっくり読んでもらいたい場合は、1ページにまとめた紹介ページがあると伝えやすくなります。
たとえば、こんな内容はLPに向いています。
- なぜこのショップを作ったのか
- どんな人に使ってほしい商品なのか
- Canvaでデザインするときにこだわったこと
- 商品ラインナップの見せ方
- BASEショップへの購入リンク
ペライチは、ホームページやLPを作れるサービスです。公式サイトでは、600種類以上のテンプレートを自由にカスタマイズでき、フォーム・予約・決済などの機能も実装可能と案内されています。
たとえば、BASEには商品一覧を置き、ペライチには「ブランド紹介ページ」を作る。
そのページからBASEの商品ページへリンクすれば、SNSから来た読者にもショップの雰囲気を伝えやすくなります。
私なら、最初から大きなホームページを作るより、1ページだけの紹介ページから始めます。
ショップのコンセプト、人気商品、購入ボタン、プロフィールくらいをまとめるだけでも、かなり見え方が変わるからです。
BASEは販売の場所。
ペライチは魅力を伝える場所。
このように役割を分けると、オリジナルグッズ販売の導線が作りやすくなります。
この章では、在庫なし販売でも「あこがれの自分のショップ」に見せるためのブランド作りを紹介しました。
次の章では、販売を続けるために欠かせない費用・利益・価格設定の考え方を整理していきます。
7. オリジナルグッズ販売の費用・利益・価格設定の考え方
オリジナルグッズ販売を始めるときに、意外と迷うのが「いくらで売ればいいの?」という価格設定です。
かわいい商品ができても、原価や送料、手数料を考えずに値段をつけると、売れているのに利益がほとんど残らないことがあります。
この章では、在庫なしでオリジナルグッズを販売するときに見ておきたい費用と、初心者でも考えやすい価格設定の流れを紹介します。
7-1. 原価・送料・手数料・利益を分けて考える
オリジナルグッズ販売では、売上から引かれるお金を分けて考える必要があります。
なぜなら、販売価格がそのまま利益になるわけではないからです。
たとえば、トートバッグを2,800円で販売しても、商品を作る費用や送料、BASEの手数料を差し引くと、手元に残る金額は少なくなります。
まず見ておきたいのは、次の4つです。
- 原価:商品を作るためにかかる費用
- 送料:購入者へ商品を届ける費用
- 手数料:BASEなど販売サービスに支払う費用
- 利益:最終的に自分の手元に残る金額
ここを分けずに考えると、「2,800円で売れたから、けっこう利益が出たかも」と思ってしまいやすいんですよね。
BASEのスタンダードプランは、初期費用0円・月額費用0円で、商品が売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかる仕組みです。PayPay、Amazon Pay、PayPalの場合は、決済手数料にシステム手数料相当額1%が加算されます。(BASE公式料金ページ)
また、オリジナルプリント.jpのBASE連携に関するヘルプでは、「仕入額」に送料は含まれていないと案内されています。宅配便送料は沖縄県以外が一律750円、沖縄県が1,980円、ネコポスは全国一律275円、コンパクト便は全国一律200円とされています。(オリジナルプリント.jp公式ヘルプ)
つまり、商品代だけを見て価格を決めると、送料や手数料の分だけ利益が削られてしまいます。
私も最初に価格を考えるとき、「このくらいなら買いやすそう」という感覚だけで決めそうになりました。
でも、計算してみると「思ったより残らないかも……」となることがあるんです。
在庫なし販売は始めやすい方法ですが、価格だけは感覚で決めすぎない方が安心です。
まずは、原価・送料・手数料・利益を別々に見てみるところから始めてみてください。
7-2. 価格設定の基本式
価格設定は、まずシンプルな計算式で考えるとわかりやすいです。
基本は、次の形です。
販売価格 = 原価 + 送料 + 手数料 + 利益
ここでいう利益は、「自分がこの商品1個で残したい金額」のことです。
たとえば、1個売れたら500円残したいのか、1,000円残したいのかで販売価格は変わります。
ただし、BASEの手数料は販売価格に対して割合でかかるため、ざっくり計算するときは少し高めに見ておくと考えやすいです。
たとえば、販売価格3,000円の商品をBASEのスタンダードプランで販売した場合、決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%を合わせると、手数料は238円になります。
計算すると、次のようなイメージです。
3,000円 × 3.6% + 40円 = 148円
3,000円 × 3% = 90円
合計 238円
この商品に、制作費1,600円、送料750円がかかるとしたら、利益は次のようになります。
3,000円 − 1,600円 − 750円 − 238円 = 412円
3,000円で売れても、手元に残るのは約400円。
こうして見ると、送料と手数料の存在感ってかなり大きいと思いませんか?
もちろん、これは仮の計算例です。
実際の原価や送料は、商品・印刷方法・配送方法によって変わります。
価格を決めるときは、まず1商品ごとにざっくり計算してみると、安くしすぎを防ぎやすくなります。
Canvaでデザインを作る時間も含めて考えると、「少し安すぎたかも」と気づけることもありますよ。
\初期費用を抑えてショップを始めたい方へ/
で無料ショップを開設してみる
7-3. 安くしすぎると利益が残らない
オリジナルグッズ販売では、安くしすぎると続けるのが苦しくなります。
初心者のうちは、「高いと思われたらどうしよう」と考えて、つい低めの価格にしたくなりますよね。
でも、販売価格を下げすぎると、1個売れてもほとんど利益が残らないことがあります。
特に在庫なし販売は、1個ずつ制作するケースが多いため、大量生産より原価が高くなりやすいです。
そこに送料とBASEの手数料が加わると、思った以上に余白がなくなります。
たとえば、原価と送料を合わせて2,300円かかる商品を2,500円で売った場合、BASEの手数料を引くと赤字になる可能性があります。
「買いやすい価格にしたい」という気持ちは自然です。
でも、利益が残らない価格で販売を続けると、デザインを作る時間もショップを整える時間も報われにくくなります。
価格を決めるときは、安さだけで勝負しない方が向いています。
たとえば、商品説明で次のような価値を伝えると、価格に納得してもらいやすくなります。
- どんな人に向けたデザインなのか
- どんなシーンで使える商品なのか
- 色味やモチーフにどんなこだわりがあるのか
- ギフトにも使えるのか
- シリーズ商品として集めたくなるのか
同じマグカップでも、「白いマグカップです」だけでは価格の理由が伝わりません。
でも、「在宅ワーク中のコーヒー時間に、少し気持ちがゆるむハムスター柄マグカップ」と書くと、買う場面が浮かびやすくなります。
安くするよりも、欲しいと思ってくれる人に届く見せ方を考える。
その方が、自分のショップらしさも育っていきます。
7-4. Tシャツ・トートバッグ・マグカップの利益例
ここでは、Tシャツ・トートバッグ・マグカップを販売した場合の利益例を見てみます。
ただし、以下はあくまで仮の計算例です。
実際の制作費は、商品本体、印刷方法、配送方法、キャンペーン、注文時期などによって変わります。
BASEのスタンダードプランで、販売価格に送料を含めた場合として計算してみます。
| 商品例 | 販売価格 | 制作費+送料の仮定 | BASE手数料の目安 | 利益の目安 |
|---|---|---|---|---|
| Tシャツ | 3,500円 | 2,300円 | 約271円 | 約929円 |
| トートバッグ | 2,800円 | 1,900円 | 約225円 | 約675円 |
| マグカップ | 2,600円 | 1,750円 | 約212円 | 約638円 |
たとえば、Tシャツを3,500円で販売し、制作費と送料の合計が2,300円だった場合、BASE手数料の目安は約271円です。
この場合、手元に残る利益は約929円になります。
計算式は、次のような流れです。
3,500円 − 2,300円 − 271円 = 929円
数字で見ると、販売価格を少し変えるだけで利益が大きく変わることがわかります。
たとえば、同じTシャツを3,000円で売った場合、BASE手数料の目安は約238円です。
制作費と送料が2,300円なら、利益は約462円まで下がります。
「500円安くするだけ」と思っても、利益で見ると半分近く変わることがあるんですよね。
もちろん、最初から高くしすぎても売れにくくなります。
だからこそ、商品ごとに「この価格なら買ってもらえそうか」と「この利益なら続けられそうか」を両方見たいところです。
Canvaで作ったデザインには、作業時間やアイデアも含まれています。
数字だけでなく、自分の手間も少しだけ価格に入れて考えると、無理のない販売に近づきます。
7-5. 最初は「売れるか試す」価格でもOK
最初のうちは、利益を最大化するより「売れるか試す」価格で始めてもOKです。
理由は、まだショップを作ったばかりの段階では、どの商品が見られるのか、どの価格なら購入されやすいのかがわからないからです。
ただし、赤字になる価格は避けたいです。
テスト販売でも、制作費・送料・手数料を引いたあとに少しでも利益が残るようにしておくと、続けやすくなります。
最初に試すなら、次のような考え方があります。
- 利益300円〜500円くらいから始める
- 反応がよい商品だけ少し価格を見直す
- セット販売で単価を上げる
- 季節限定デザインで反応を見る
- SNS投稿後の閲覧数やお気に入り数も見る
たとえば、ステッカー単品では利益が少なくても、3枚セットにすると販売価格を上げやすくなります。
マグカップなら、母の日やクリスマスなどのギフト向けに見せると、少し高めでも納得されやすいです。
私なら、最初は「利益を大きく取る商品」と「買いやすい入口商品」を分けて考えます。
ステッカーや缶バッジでショップを知ってもらい、トートバッグやマグカップで利益を作るイメージです。
価格は一度決めたら終わりではありません。
閲覧数はあるのに売れないなら、商品画像や説明文を見直す。お気に入りが増えているなら、価格よりも購入の後押しが足りないのかもしれません。
最初は、完璧な価格を当てようとしなくても大丈夫です。
「この商品は見られているか」「この説明で欲しくなるか」「この利益なら続けられるか」を見ながら、少しずつ調整していきましょう。
商品を出したあとに見てもらう方法は、Web集客の記事でも詳しく解説しています。
この章では、オリジナルグッズ販売の費用・利益・価格設定について整理しました。
次の章では、商品を出品したあとにぶつかりやすい「売れない理由」と改善策を見ていきます。
8. オリジナルグッズ販売で売れない理由と改善策
オリジナルグッズを出品したのに、なかなか売れない。
これ、初心者ならかなり落ち込みますよね。
でも、売れない理由は「デザインがダメだから」とは限りません。
見られていない、誰向けかわからない、商品の魅力が伝わっていないなど、直せるポイントが隠れていることも多いです。
この章では、在庫なしでオリジナルグッズを販売するときに起こりやすい「売れない理由」と、今日から見直せる改善策を紹介します。
8-1. 売れない理由① そもそも見られていない
オリジナルグッズが売れないとき、最初に考えたいのは「商品ページが見られているか」です。
どれだけかわいい商品を作っても、見に来る人がいなければ購入にはつながりません。
これは少し悲しい現実ですが、ネットショップではかなりよくあることなんですよね。
たとえば、BASEでショップを作って商品を並べても、それだけで毎日たくさんの人が来てくれるわけではありません。
SNS、ブログ、検索、Instagramの投稿など、外からショップへ来てもらう流れが必要になります。
BASEにはInstagram販売Appがあり、BASEの商品とInstagramを連携することで、Instagram投稿に商品をタグづけしてBASEの商品販売ページへ直接リンクできると案内されています。
Canvaで商品画像を作れる人なら、Instagram投稿用の画像も作りやすいはずです。
商品写真だけでなく、「どんな場面で使うグッズなのか」が伝わる投稿にすると、ショップへの導線を作りやすくなります。
たとえば、トートバッグなら商品単体の画像だけでなく、次のような投稿も考えられます。
- お買い物バッグとして使うイメージ
- ペットのお散歩バッグとして使う例
- 中に入るものを見せた画像
- 色違いやデザイン違いの比較
- 制作の裏側やこだわり紹介
私なら、商品を出した直後に「販売開始しました」だけで終わらせず、3〜5回に分けて投稿します。
1回の投稿だけでは、見逃されることが多いからです。
まずは、ショップの閲覧数やSNSからの反応を見てみてください。
売れない原因が商品そのものではなく、「まだ見つけてもらえていないだけ」というケースはかなりあります。
8-2. 売れない理由② 誰向けの商品かわからない
商品が見られているのに売れない場合は、「誰向けの商品なのか」が伝わっていない可能性があります。
購入者は、自分に関係があると感じた商品ほどじっくり見ます。
反対に、商品名や説明文がぼんやりしていると、「かわいいけど、私が買う理由はないかも」と通り過ぎてしまいやすいんです。
たとえば、商品名が「オリジナルトートバッグ」だけだと、少し弱いですよね。
同じバッグでも、次のように書くと印象が変わります。
「犬好きさんのお散歩時間が楽しくなるトートバッグ」
「在宅ワークの気分転換に使いたい、ゆるいイラストのマグカップ」
「ハムスター好きさんに届けたい、やさしい色合いのステッカー」
このように、誰に向けた商品かが入るだけで、購入者が自分ごととして見やすくなります。
特にオリジナルグッズ販売では、「かわいい」だけでは少し弱いことがあります。
かわいい商品は世の中にたくさんあるので、「どんな人の、どんな気持ちに合うのか」まで書くと伝わりやすいです。
私なら、商品説明を書く前に「これは誰のための商品?」とメモします。
たとえば、「犬の散歩が好きな人」「カフェ時間が好きな人」「ゆるい動物イラストが好きな人」など、1人に絞って考えるんです。
ターゲットを絞ると、買う人が減りそうに感じるかもしれません。
でも実際は、ぼんやり全員向けにするより、特定の人に刺さる商品の方が印象に残りやすくなります。
売れないときは、商品名と説明文を見直してみてください。
「誰に使ってほしいか」が1行で伝わるだけでも、商品ページの見え方が変わりますよ。
8-3. 売れない理由③ 商品写真・説明文が弱い
商品写真や説明文が弱いと、せっかく商品ページを見てもらえても購入につながりにくくなります。
ネットショップでは、購入者が実物を手に取れません。
そのため、画像と文章だけで「どんな商品なのか」「買ったらどう使えるのか」を想像してもらう必要があります。
たとえば、商品画像が1枚だけだと、サイズ感や使う場面が伝わりにくいです。
トートバッグなら、正面画像だけでなく、持ったときのイメージや中に入るものがわかる画像もあると見やすくなります。
Canvaで画像を作るなら、商品紹介用に次のような画像を用意できます。
- 商品全体が見える画像
- デザイン部分を大きく見せた画像
- 使用シーンが伝わる画像
- サイズや素材を説明する画像
- 色違い・シリーズ商品を並べた画像
説明文では、素材やサイズだけでなく、使う場面やデザインの意図も書くと伝わりやすいです。
たとえば「綿素材のトートバッグです」だけでは、少し事務的に見えます。
そこに「お散歩やちょっとした買い物に使いやすい、軽めのトートバッグです」と加えると、暮らしの中で使うイメージが浮かびますよね。
商品写真と説明文は、セットで考えると作りやすいです。
画像で雰囲気を見せて、文章で使い方やこだわりを補うイメージです。
私もデザインを見ていると、つい「画像だけで伝わるはず」と思ってしまうことがあります。
でも、購入者は作った側ほど背景を知らないので、少し丁寧に言葉にした方が伝わります。
売れないと感じたら、商品を作り直す前に、写真と説明文を整えてみてください。
商品そのものを変えなくても、見せ方を変えるだけで印象が変わることがあります。
8-4. 売れない理由④ 価格と魅力のバランスが悪い
価格と魅力のバランスが合っていないと、購入前に離脱されやすくなります。
ここでいうバランスとは、「この商品ならこの価格でもほしい」と思ってもらえるかどうかです。
安ければ売れるとは限りませんし、高いから売れないとも言い切れません。
たとえば、2,800円のトートバッグでも、デザインのこだわりや使う場面が伝わっていれば納得されることがあります。
反対に、1,500円でも写真が暗く、説明文が少ないと「ちょっと不安」と感じられてしまうかもしれません。
前の章で紹介したように、在庫なし販売では原価・送料・手数料を引いたあとに利益が残る価格を考える必要があります。
だからこそ、無理に安売りするより、商品の魅力をきちんと見せる方が続けやすいです。
見直したいのは、次のような部分です。
- 価格に対して画像の印象が弱くないか
- 商品説明で使う場面が伝わっているか
- ギフトや自分用など購入理由が見えるか
- 似た商品と比べて高すぎないか
- 利益が残らないほど安くしていないか
たとえば、マグカップを販売するなら「朝のコーヒー時間に使いたい」「在宅ワークの机に置きたい」「母の日のプチギフトにしたい」など、購入理由を作ることができます。
価格が少し高めでも、「この商品なら自分に合いそう」と思ってもらえれば、購入の候補に入ります。
私なら、価格を下げる前にまず商品画像と説明文を見直します。
それでも反応が弱い場合に、期間限定価格やセット販売を試す流れにします。
売れないからといって、すぐに値下げする必要はありません。
価格を変える前に、魅力がちゃんと伝わっているかを確認してみてください。
8-5. Instagram・X・ブログからショップへ導線を作る
オリジナルグッズを売るには、Instagram・X・ブログからショップへ導線を作ることも必要です。
導線とは、読者やフォロワーが商品ページへたどり着くまでの流れのことです。
商品を作っても、その道がなければショップまで来てもらえません。
SNSやブログから商品ページへつなげる考え方は、Web集客とは?初心者が成果につなげる方法・選び方・始め方でも詳しく解説しています。
Instagramでは、商品画像や使用シーンを見せやすいです。
Xでは、制作の裏側や日々の投稿から興味を持ってもらいやすいです。
ブログは、検索から来た読者に向けて、商品の背景や作り方をじっくり伝えられます。
たとえば「在庫なしでオリジナルグッズを作る方法」という記事から、自分のBASEショップへ自然につなげることもできます。
投稿する内容は、販売告知だけにしなくても大丈夫です。
- デザインを作っている途中の話
- 商品にした理由
- 使い方のアイデア
- 失敗した配置や修正したポイント
- ショップに込めた想い
こういう投稿があると、商品だけでなく作っている人にも興味を持ってもらいやすくなります。
私なら、1つの商品に対して「制作途中」「完成画像」「使う場面」「販売開始」「おすすめポイント」の5投稿くらいに分けます。
同じ商品でも、切り口を変えれば何度も紹介できるんですよね。
BASEの商品ページに直接誘導するだけでなく、ブログ記事をはさんでからショップへ案内する方法もあります。
読者が商品への理解を深めた状態で見に来てくれるので、ただリンクを貼るよりも伝わりやすくなります。
売れないときは、商品ページの中だけで悩まず、外から人が来る道を作ってみてください。
ショップへの入口が増えると、反応を見ながら改善しやすくなります。
8-6. ペライチでブランド紹介ページを作るのもおすすめ
商品ページだけで魅力を伝えきれない場合は、ペライチでブランド紹介ページを作る方法もあります。
ペライチでLPを作る流れは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ペライチは、ホームページやLPを作れるサービスです。
公式料金ページでは、公開ページ数やフォーム設置、決済、予約、独自ドメインなど、プランごとに使える機能が分かれています。
BASEは商品を販売する場所として使いやすいですが、ブランドの想いや制作の背景をじっくり見せるには、別ページがあると便利です。
たとえば、ペライチで1ページのブランド紹介ページを作り、そこからBASEの商品ページへリンクする流れです。
ページ内には、次のような内容を入れられます。
- ショップを作った理由
- 商品に込めた想い
- 人気商品やおすすめ商品の紹介
- Canvaで作ったデザインのこだわり
- BASEショップへの購入ボタン
たとえば、「ハムスター好きさんのための小さな雑貨店」というテーマなら、ショップのコンセプト、商品写真、制作ストーリー、購入リンクを1ページにまとめられます。
BASEの商品ページでは伝えきれない世界観を、ペライチで補うイメージです。
SNSのプロフィールリンクにペライチを置き、そこからBASEへ誘導する流れも作れます。
私なら、最初から大きなホームページを作るより、1ページだけの紹介ページから始めます。
商品数が少ない段階でも、ブランドの雰囲気や想いをまとめて見せられるからです。
オリジナルグッズ販売は、商品を出すだけで終わりではありません。
誰に届けたいのか、どんな世界観なのか、どこから買えるのかをつなげて見せることで、購入までの迷いを減らせます。
この章では、オリジナルグッズ販売で売れない理由と改善策を紹介しました。
次の章では、販売前に必ず確認しておきたい法律・ルール・税金について整理していきます。
9. 販売前に必ず確認したい法律・ルール・税金
オリジナルグッズ販売は、在庫なしでも小さく始められます。
でも、販売する以上は「知らなかった」では済まないルールもあります。
少し難しそうに感じるかもしれませんが、最初に見るポイントを押さえておけば大丈夫です。
この章では、Canvaで作ったデザインをBASEなどで販売する前に確認したい法律・ルール・税金について、初心者向けに整理します。
9-1. 公式キャラクター・アニメ画像・ロゴは勝手に使わない
結論から言うと、公式キャラクター・アニメ画像・漫画のイラスト・ブランドロゴなどを、許可なくグッズに使って販売するのは避けてください。
理由は、自分で描き写したものでも、元の作品やロゴに権利がある場合があるからです。
「ネットに落ちていた画像だから」「個人の小さなショップだから」「少し加工したから」では、販売してよい理由にはなりません。
たとえば、次のような使い方はかなり危ないです。
- アニメキャラクターの画像をTシャツに印刷して売る
- 有名ブランドのロゴ風デザインをトートバッグにする
- 芸能人やアイドルの写真を使って推し活グッズを作る
- 漫画の名シーンを模写してステッカーにする
- 企業ロゴを少し変えたパロディ風グッズを販売する
BASEヘルプでも、特許権・意匠権・商標権・著作権・肖像権など、第三者の知的財産権を侵害する商品は販売不可・登録禁止の商品として案内されています。
オリジナルプリント.jpのBASE Appsページでも、第三者の知的財産権などの権利を侵害するものは注文できないと説明されています。
私も、推し活グッズや漫画風デザインを見ると「こういうの作れたら楽しそう」と思うことがあります。
でも、販売する場合は趣味で楽しむ範囲とは別です。
安心して販売したいなら、自分で考えた言葉、自分で撮った写真、自分で描いたイラスト、または商用利用できる素材を使うのが基本になります。
オリジナルグッズ販売では、「好きなものをそのまま使う」のではなく、「好きな雰囲気を自分の表現に置き換える」と考えると作りやすいですよ。
9-2. 著作権・商標権・肖像権に注意する
オリジナルグッズ販売では、著作権・商標権・肖像権の3つは特に見ておきたいところです。
著作権とは、イラスト・写真・文章・音楽などの作品を守る権利です。
商標権とは、ブランド名やロゴ、商品名などを守る権利。
肖像権とは、人の顔や姿を勝手に使われないための権利です。
先ほどの公式画像やロゴの話とつながりますが、ここではもう少し広く「自分が作ったつもりでも注意したいケース」を見ていきます。
たとえば、次のような場合です。
- フリー素材だと思って使ったら商用利用NGだった
- Canva素材を単体のまま商品デザインに使ってしまった
- 友人や子どもの写真を本人の許可なくグッズ化した
- 作家さんのイラストを参考にしすぎた
- 有名な商品名やブランド名に似た名前を使った
Canvaで作ったデザインを販売する場合も、利用条件は確認しておきたいところです。Canva公式ヘルプでは、販売できるのはオリジナルデザインであり、Canvaのコンテンツを単独で販売することはできないと案内されています。
また、オリジナルプリント.jpの著作権等に関するガイドでは、第三者の知的財産権侵害の懸念があると判断した場合、権利者からの利用許諾がわかる書面等の提出を求める場合があると説明されています。
「自分のショップで少し売るだけだから大丈夫かな」と思っても、販売ページはインターネット上に公開されます。
思ったより多くの人の目に触れる可能性があるんですよね。
私なら、販売用デザインを作るときは、使った素材や写真の出どころをメモしておきます。
あとから「このイラスト、どこから使ったんだっけ?」となると不安になるからです。
販売するグッズは、自分が安心して説明できる素材だけで作る。
これだけでも、かなりリスクを減らせます。
9-3. 誇大表現や景品表示法にも気をつける
商品説明を書くときは、実際よりもよく見せすぎる表現にも注意が必要です。
理由は、販売ページの言葉が購入者の判断に影響するからです。
「売りたい」という気持ちが強くなると、つい魅力を大きく書きたくなるんですよね。
ここで関係するのが、景品表示法です。
景品表示法は、商品やサービスの内容・価格などについて、消費者が誤解するような表示を規制する法律です。
消費者庁では、商品やサービスの品質・規格などについて、実際よりも著しく優良であると誤認される表示を「優良誤認表示」として禁止しています。
また、価格や取引条件について、実際よりも著しく有利であると誤認される表示は「有利誤認表示」として禁止されています。
たとえば、オリジナルグッズ販売では次のような表現に気をつけたいです。
- 実際の根拠がないのに「業界最安値」と書く
- いつも同じ価格なのに「今だけ限定価格」と表示する
- 普通の素材なのに「絶対に破れない」と書く
- 個人の感想なのに「誰でも満足」と言い切る
- 明確な比較根拠なしに「他社より高品質」と書く
商品を魅力的に見せること自体は悪いことではありません。
でも、実際以上にすごく見せたり、購入者に誤解される書き方をしたりすると、あとでトラブルになりやすいです。
たとえば、マグカップなら「ほっとするコーヒー時間に合うデザインです」と書くのは自然です。
でも、「これを使えば毎朝必ず幸せになれます」と言い切ると、ちょっと大げさに見えますよね。
私なら、商品説明では「事実」と「感じ方」を分けて書きます。
サイズ、素材、印刷方法などは事実として書く。
かわいい、やさしい、楽しいなどは、商品の雰囲気として伝える。
この分け方をすると、売り込みすぎない文章になりやすいです。
9-4. 売上が出たら確定申告・開業届も確認する
オリジナルグッズ販売で売上が出たら、確定申告や開業届についても確認しておきたいです。
ここで間違えやすいのが、「売上」と「所得」は違うという点です。
売上は商品が売れて入ってきた金額、所得は売上から必要経費を引いた金額です。
国税庁は、年末調整済みの給与所得者でも、給与以外の副収入などによる所得が20万円を超える場合には、原則として確定申告が必要になると案内しています。
たとえば、年間の売上が50,000円あっても、制作費・送料・手数料などの経費が30,000円かかっていれば、所得は20,000円です。
逆に、売上が少なく見えても、経費を引いた後の所得が増えている場合は、申告が必要になるケースがあります。
オリジナルグッズ販売で経費になりやすいものには、次のようなものがあります。
- 商品制作費
- 送料・梱包材
- BASEなどの販売手数料
- デザイン制作に使う有料ツール代
- 販売や集客に使った広告費
開業届については、国税庁の案内では、新たに事業所得などを生ずべき事業を開始した人が対象で、提出時期は「事業の開始等の事実があった日の属する年分の確定申告期限まで」とされています。
ただ、最初の数個を試しに売る段階なのか、継続して利益を出す事業として運営するのかで判断が変わることもあります。
私なら、売上が出た時点で、売上・制作費・送料・手数料をスプレッドシートに残しておきます。
あとからまとめようとすると、かなり面倒になるんですよね。
税金まわりは個人の状況によって変わります。
迷う場合は、国税庁の情報を確認したり、税務署や税理士に相談したりすると安心です。
9-5. 食品・化粧品・中古品などは許可が必要な場合がある
オリジナルグッズ販売では、扱う商品によって許可や届出が必要になる場合があります。
Tシャツ、トートバッグ、マグカップ、ステッカーなどの一般的な雑貨であれば、比較的始めやすいです。
でも、食品・化粧品・中古品などは、別のルールが関係してくることがあります。
たとえば、食品を販売する場合は、食品衛生法に関する営業許可や営業届出が必要になるケースがあります。厚生労働省は、食品衛生申請等システムで営業許可申請や営業届出ができると案内しています。
中古品を仕入れて販売する場合は、古物商許可が関係します。警視庁の案内では、古物商としてインターネット取引をする場合、ホームページ上で「許可を受けた公安委員会名」「許可証番号」「氏名又は名称」を表示する必要があるとされています。
また、ネットショップは通信販売にあたるため、特定商取引法に基づく表記も見ておきたい項目です。消費者庁の特定商取引法ガイドでは、通信販売の表示事項として、販売価格、送料、支払時期、引渡時期、返品に関する事項、販売業者の氏名・住所・電話番号などが案内されています。
BASEでは、個人でもショップ運営ができ、特商法の設定マニュアルも用意されています。
また、BASEでは2022年1月から、一定の条件のもとでショップ所在地と連絡先を非公開に設定できる機能も案内されています。
最初に販売するなら、まずは許可が複雑になりにくい雑貨系から始めると進めやすいです。
たとえば、Canvaで作ったデザインを使うなら、トートバッグ、マグカップ、ステッカー、Tシャツなどから試す方が、販売までの流れをつかみやすいと思います。
食品や化粧品などに広げるのは、ショップ運営に慣れてからでも遅くありません。
自分が扱う商品にどんなルールがあるかを先に見ておくと、安心して販売を続けやすくなります。
この章では、オリジナルグッズ販売の前に確認したい法律・ルール・税金を紹介しました。
次の章では、実際にCanvaでデザインして商品化してみた体験談を入れて、よりリアルな始め方を見ていきます。
10. 実際にCanvaでデザインして商品化してみた体験談
ここまで、在庫なしでオリジナルグッズを販売する方法や、BASEでショップを作る流れを紹介してきました。
でも、実際にやってみると「思ったより楽しいところ」と「ここで手が止まるかも」というポイントがありました。
この章では、私がCanvaで作ったデザインを商品化する流れを例にしながら、初心者がつまずきやすい部分もあわせて紹介します。
これから自分のショップを作ってみたい方は、「自分なら何を商品にしたいかな?」と想像しながら読んでみてください。
10-1. Canvaで作ったデザインの例
今回、私が作ってみたのは、キンクマハムスターをモチーフにしたやさしい雰囲気のデザインです。
理由は、自分が本当に好きなものをテーマにした方が、商品づくりもショップづくりも続けやすいと感じたからです。
ただ流行っているから作るより、「この子をグッズにしたい」と思える方が、デザインにも言葉にも気持ちが乗るんですよね。
Canvaでは、ハムスターのイラスト風デザインを中心に、色味はベージュ・ブラウン・白系でまとめました。
全体的に、ナチュラルでやさしい雰囲気になるようにしています。
Canvaを使った副業の始め方は、Canva副業は主婦に向いてる?未経験からの稼ぎ方と注意点でも詳しく紹介しています。
最初に考えたのは、次のようなデザインです。
- ハムスターがひまわりの種を持っているイラスト風デザイン
- 小さな英字を添えたワンポイントデザイン
- ベージュ系の背景に合うやわらかい色味
- 子どもっぽすぎない、日常使いしやすい雰囲気
- トートバッグやマグカップに置いても見やすい配置
CanvaでSNS画像を作るときは、文字や装飾をたくさん入れたくなることがあります。
でも、グッズ用のデザインでは、少し余白を残した方が商品にしたときに見やすく感じました。
たとえば、トートバッグなら中央にモチーフを置くだけでも十分かわいいです。
マグカップなら、文字を入れすぎるより、イラストと短い言葉くらいの方が普段使いしやすく見えます。
私も最初は「あれも入れたい、これも入れたい」と思いました。
でも、商品になったときの見え方を考えると、シンプルにした方が使いやすいデザインになるんですよね。
Canvaで作る段階では、完成画像だけを見るのではなく、「これを持っている人の姿」まで想像してみると、商品らしいデザインに近づきます。
10-2. どの商品にしたか、なぜ選んだか
最初の商品として選びやすいと感じたのは、トートバッグとマグカップです。
理由は、Tシャツのようなサイズ展開がなく、初心者でも商品ページを作りやすいからです。
販売を始めたばかりのときに、サイズやカラーをたくさん用意すると、商品登録や説明文で迷いやすくなります。
トートバッグは、買い物、習い事、図書館、お散歩など、使う場面を想像しやすい商品です。
ハムスターのような小さな動物モチーフでも、バッグの中央に置くとかわいく見せやすいんですよね。
マグカップは、自宅や職場で使うイメージがしやすい商品です。
「朝のコーヒー時間」「在宅ワーク中の一息」「ちょっとしたプレゼント」など、商品説明にも使う場面を書きやすいと感じました。
もし最初からTシャツにするなら、白やベージュなど使いやすい色を1色に絞ると思います。
いきなり複数カラー・複数サイズにすると、自分でも管理が大変になりそうだからです。
私が商品を選ぶときに見たポイントは、次の5つです。
- デザインが見やすいか
- サイズ選びで迷いにくいか
- 日常で使う場面があるか
- 商品説明を書きやすいか
- 価格設定が高くなりすぎないか
特に初心者のうちは、「作りたい商品」だけでなく「販売ページを作りやすい商品」を選ぶのもありだと思います。
グッズ販売は、商品を作るだけで終わりではありません。
商品名、説明文、価格、画像、ショップ全体の雰囲気まで整える必要があります。
だから最初は、トートバッグやマグカップのように、使う場面がすぐ浮かぶ商品から始めると進めやすいですよ。
10-3. 商品画像・価格・説明文をどう作ったか
商品画像は、ただ完成イメージを載せるだけでなく、使う場面が伝わるように作ると見やすくなります。
理由は、ネットショップでは購入者が実物を手に取れないからです。
画像と説明文だけで、「どんな商品で、どんなふうに使えるのか」を想像してもらう必要があります。
私の場合、商品画像はCanvaで整える想定で考えました。
背景は白やベージュ系にして、デザインの雰囲気を邪魔しないようにします。
画像を作るなら、次のようなパターンを用意したいです。
- 商品全体がわかる画像
- デザイン部分を大きく見せる画像
- 使用シーンをイメージした画像
- サイズや素材を説明する画像
- シリーズ商品を並べた画像
商品画像に文字を入れる場合は、入れすぎない方が見やすいです。
「お散歩バッグに」「コーヒー時間に」くらいの短い言葉なら、パッと見て伝わります。
価格は、原価・送料・手数料を見ながら決めます。
前の章でも紹介したように、販売価格がそのまま利益になるわけではありません。
たとえば、トートバッグを販売するなら、制作費、送料、BASEの手数料を引いたあとに、どれくらい利益が残るかを見ます。
最初は大きく利益を取るより、「この価格なら試しに買いやすいかな」と「赤字にならないかな」の間で考えると決めやすいです。
商品説明では、素材やサイズだけでなく、誰に向けた商品なのかも書きます。
たとえば、ハムスターモチーフのトートバッグなら、こんな雰囲気です。
「ハムスター好きさんに使ってほしい、やさしい色合いのトートバッグです。
近所のお買い物や、ちょっとしたお出かけのサブバッグにも使いやすいデザインにしました。」
このように書くと、ただの商品説明ではなく、使う人の暮らしに少し近づきます。
私なら、商品説明の最後に「受注生産のため、発送までにお時間をいただく場合があります」といった案内も入れます。
在庫なし販売では、購入前に納期のイメージを伝えておいた方が、あとからの不安を減らしやすいからです。
商品画像・価格・説明文は、それぞれ別々に考えるより、セットで整えると伝わりやすくなります。
10-4. 実際にBASEに並べてみて気づいたこと
BASEに商品を並べてみると、「ショップらしく見せるには商品以外の部分も大事だな」と感じました。
商品が1つだけでも、ショップ名、ロゴ、ヘッダー画像、商品説明があると、お店としての雰囲気が出ます。
逆に、商品画像だけを置いた状態だと、少しさみしく見えるんですよね。
BASEは商品を販売する場所ですが、見た人が最初に受ける印象はショップ全体で決まります。
たとえば、ハムスターグッズを販売するなら、ロゴやヘッダーもやさしい雰囲気にそろえたいです。
商品写真だけナチュラルなのに、ショップの色が原色でバラバラだと、少し違和感が出てしまいます。
私が整えたいと思ったのは、次のような部分です。
- ショップ名
- ショップロゴ
- ヘッダー画像
- 商品カテゴリ
- ショップ説明文
Canvaが使えると、このあたりのパーツも自分で作りやすいです。
特にロゴとヘッダー画像を整えるだけで、「ちゃんとお店を作っている感じ」が出ます。
ただ、商品を並べてみて気づいたのは、見た目を整えるだけでは足りないということです。
ショップを見てもらうためには、Instagramやブログからの導線も必要になります。
BASEに出品しただけで、すぐにたくさん売れるわけではありません。
でも、商品を実際に並べることで、「次はどんな画像が必要か」「説明文をどう直そうか」「SNSでどう紹介しようか」が見えてきます。
最初の1商品は、完成品というよりスタート地点に近いです。
ショップに並べてみることで、改善する場所が具体的にわかってくるんですよ。
10-5. 初心者がつまずきやすいポイント
初心者がつまずきやすいのは、デザインそのものよりも、商品化した後の細かい設定です。
Canvaで画像を作るところまでは楽しく進められても、商品選び、価格設定、説明文、発送の流れになると、急に現実的な作業が増えます。
商品を出品したあとに見てもらう方法は、Web集客の記事でも紹介しています。
私が特に「ここは止まりやすいかも」と感じたのは、次の5つです。
- デザインをどの商品に使うか迷う
- 原価と送料を見て価格設定に悩む
- 商品説明が短くなりすぎる
- BASEに並べた後の集客方法がわからない
- 売れた後の発注・発送処理を理解しきれていない
特に、在庫なし販売では「売れた後に何をするか」を先に見ておきたいです。
商品を出品するところまではできても、注文が入った後の発注やステータス更新で慌てる可能性があります。
私なら、最初は商品数を増やしすぎず、1〜3商品くらいで流れを確認します。
いきなり10商品以上並べると、商品説明や価格の見直しだけでも大変になりそうだからです。
それから、完璧なショップを目指しすぎないことも意識したいです。
ロゴも作りたい。
商品画像もきれいにしたい。
説明文もちゃんと書きたい。
SNSも投稿したい。
こう考え始めると、やることが多くて手が止まります。
最初は、「Canvaで1デザイン作る」「商品を1つ選ぶ」「BASEに1商品並べる」くらいで十分です。
1つできると、次に直したいところが自然に見えてきます。
オリジナルグッズ販売は、最初から完璧に作るより、小さく出して育てていく方が続けやすいです。
自分のデザインが商品ページに並んだ瞬間は、想像以上にうれしいですよ。
この章では、Canvaでデザインして商品化する流れを、体験談として紹介しました。
次の章では、在庫なしでオリジナルグッズ販売を始める前によくある質問をまとめていきます。
11. よくある質問
ここでは、在庫なしでオリジナルグッズ販売を始める前に、よく出てくる疑問をまとめました。
「これって本当にできるの?」「売れた後はどうなるの?」「税金は?」など、始める前に気になることは多いですよね。
先に疑問をつぶしておくと、Canvaでデザインを作るところからショップ作りまで進めやすくなります。
11-1. 在庫なしでオリジナルグッズ販売は本当にできますか?
在庫なしでオリジナルグッズ販売はできます。
理由は、注文が入ってから商品を作る「受注生産」や、注文ごとに印刷する「プリントオンデマンド」という仕組みがあるからです。
先にTシャツやトートバッグを何十個も作っておかなくても、商品ページを用意して販売できます。
たとえば、BASE Appsの「オリジナルプリント.jp」では、約1,500種類のオリジナルグッズを1個から在庫不要で作成し、BASEショップに出品できると案内されています。
ただし、「在庫なし=何もしなくていい」という意味ではありません。
商品ページの作成、価格設定、注文後の発注確認など、ショップ運営者として見る作業はあります。
私なら、最初は1商品だけ作って、販売までの流れを確認します。
いきなり10商品並べるより、1つの商品で作業の全体像をつかむ方が安心ですよ。
11-2. BASEとSUZURIはどっちがおすすめですか?
手軽に出品してみたいならSUZURI、自分のネットショップを作りたいならBASEがおすすめです。
SUZURIは、サービス内に商品を並べる感覚で始めやすいです。
SUZURI公式ヘルプでは、アイテムごとに原価が表示され、そこに「トリブン(売れたときにもらえるお金)」を設定すると、原価+トリブンが販売価格になると説明されています。
一方、BASEはショップ名、ロゴ、ヘッダー画像、商品説明などを整えながら、自分のお店を作れるサービスです。BASE公式では、ネットショップの作成・開設が無料ででき、個人・法人問わず開業できると案内されています。
ざっくり分けると、こんな感じです。
- まず出品を体験したい:SUZURI
- 自分のお店を持ちたい:BASE
- ショップの世界観を作りたい:BASE
- 作品販売や同人系に寄せたい:BOOTH
- Tシャツ中心で試したい:UP-T
Canvaでデザインするのが好きで、「あこがれの自分のショップ」を作ってみたい方なら、私はBASEの方が合いやすいと思います。
11-3. BASEで売れたら、自動でオリジナルプリント.jpに発注されますか?
BASEで売れたあと、完全に自動でオリジナルプリント.jpに発注されるわけではありません。
ここは初心者がかなり勘違いしやすいところです。
BASEに商品を並べたら、購入後も全部自動で進むと思ってしまいますよね。
BASE Uの手順では、BASEで注文が入ったあと、管理画面で注文を確認し、「未対応」に変わっている場合に商品の発注へ進む流れが紹介されています。商品発注はオリジナルプリント.jpで行うと説明されています。
つまり、売れたらショップ運営者側で確認して、オリジナルプリント.jp側で発注作業をする必要があります。
流れとしては、次のようなイメージです。
- BASEで注文が入る
- BASE管理画面で入金状況を確認する
- オリジナルプリント.jpで対象商品を発注する
- 発送状況を確認する
- BASE側の注文ステータスも対応する
「完全自動」と思い込まず、売れた後の手順まで見ておくと、最初の注文で慌てにくくなります。
11-4. オリジナルプリント.jpに発注するお金はいつ払いますか?
オリジナルプリント.jpへの支払いは、ショップオーナーが発注するときに行います。
オリジナルプリント.jpのヘルプでは、ネットショップオーナーからの決済・発注後にプリント・発送を行うと説明されています。購入者とオリジナルプリント.jpが直接やりとりするわけではないため、購入者からの入金有無はBASE側で確認し、ショップオーナーが管理する流れです。
つまり、BASEで購入者が支払ったお金が、そのまま自動的にオリジナルプリント.jpへ流れるわけではありません。
たとえば、BASEで注文が入り、購入者の支払いが確認できたら、ショップオーナーがオリジナルプリント.jpで商品を発注します。
そのときに、制作費や送料などを支払う形になります。
私なら、最初のうちは「売上金が入る前に発注費用を一時的に立て替える可能性がある」と考えておきます。
ここを知らないと、「売れたのに先に支払いが必要なの?」とびっくりしやすいんですよね。
在庫なし販売でも、発注時のお金の流れは必ず見ておきたいポイントです。
11-5. 月額費用や更新料はかかりますか?
使うサービスやプランによって変わります。
BASEのスタンダードプランは、初期費用0円・月額費用0円です。商品が売れたときに、決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかります。PayPay・Amazon Pay・PayPalの場合は、決済手数料にシステム手数料相当額1%が加算されます。
SUZURIは、先ほどのトリブンの仕組みで、アイテムの原価に自分のトリブンをのせて販売価格を決めます。
オリジナルプリント.jpは、商品を発注するときに制作費や送料を支払う形です。BASE連携商品の仕入額に送料は含まれていないと公式ヘルプで案内されています。
最初に見るなら、次の3つです。
- 月額費用があるか
- 売れたときの手数料はいくらか
- 商品制作費と送料はいくらか
「無料で始められる」と書かれていても、売れたときの手数料や商品制作費は別でかかることがあります。
ここは販売価格を決める前に見ておきたいですね。
11-6. どんなグッズが売れやすいですか?
初心者は、使う場面がわかりやすいグッズから始めると販売ページを作りやすいです。
たとえば、トートバッグ、マグカップ、ステッカーは、Canvaで作ったデザインを活かしやすく、購入後の使い方も想像しやすい商品です。
Tシャツやパーカーも人気ジャンルですが、サイズやカラー展開で迷いやすい面があります。
スマホケースは実用性がありますが、対応機種をどうするかで商品管理が少し複雑になります。
私なら、最初はこの3つから選びます。
- トートバッグ:買い物・お散歩・習い事バッグにしやすい
- マグカップ:自宅用・職場用・ギフト用に見せやすい
- ステッカー:価格を抑えやすく、シリーズ展開しやすい
売れやすさは、商品ジャンルだけで決まるわけではありません。
誰に向けたデザインなのか、商品画像が見やすいか、説明文で使う場面が伝わるかでも変わります。
「人気商品だから作る」よりも、「自分の読者やフォロワーが使う場面を想像できる商品」を選ぶ方が、ショップ作りは進めやすいですよ。
11-7. 出品したのに売れないときはどうすればいいですか?
出品したのに売れないときは、商品を作り直す前に、見られているか・伝わっているか・買いやすいかを確認します。
売れない理由は、デザインが悪いからとは限りません。
そもそも商品ページを見に来る人が少ないだけ、ということもあります。
まず見るなら、次の順番がおすすめです。
- SNSやブログからショップへ誘導できているか
- 商品名に誰向けの商品か入っているか
- 商品画像が暗くないか
- 説明文で使う場面が伝わるか
- 価格と魅力のバランスが合っているか
たとえば、「オリジナルトートバッグ」よりも、「犬好きさんのお散歩時間が楽しくなるトートバッグ」の方が、買う人のイメージが浮かびやすくなります。
私なら、いきなり値下げはしません。
まず商品画像を1枚増やす、説明文に使う場面を足す、Instagramで制作の裏側を投稿する、という順番で試します。
ネットショップは、出品した瞬間に売れるというより、見せ方を少しずつ整えて育てていくものです。
11-8. アニメ・漫画・推しの画像を使って販売してもいいですか?
許可なく使って販売するのは避けてください。
アニメ、漫画、アイドル、芸能人、ブランドロゴ、公式キャラクターなどには、著作権・商標権・肖像権などが関係する場合があります。
BASEヘルプでは、特許権・意匠権・商標権・著作権・肖像権など、第三者の知的財産権を侵害する商品は販売不可・登録禁止の商品として案内されています。
また、Canva公式ヘルプでも、販売する商品を作る場合はオリジナルデザインである必要があり、Canvaのコンテンツを単独で販売することはできないと説明されています。
推し活風のグッズを作りたい場合は、公式画像や名前、ロゴをそのまま使うのではなく、色や雰囲気を自分のオリジナル表現に置き換える方が安心です。
たとえば、「推しカラーのポーチ風デザイン」「ライブ遠征に使える持ち物ステッカー」など、権利物を直接使わない形なら考えやすいです。
好きなものをグッズにしたい気持ちはすごくわかります。
でも、販売するなら「自分で作ったと言えるデザイン」だけを使う方が、長く安心して続けられます。
11-9. 少額でも売れたら確定申告は必要ですか?
少額でも、売上や所得の状況によって確定申告が必要になる場合があります。
ここでいう所得とは、売上から必要経費を引いた金額です。
商品が売れた金額そのものではありません。
国税庁は、給与所得者について、給与所得・退職所得を除いた各種所得金額の合計額が20万円以下など一定条件に当てはまる場合は、所得税の確定申告が不要になるケースを案内しています。
たとえば、年間売上が5万円でも、制作費・送料・手数料を引いた後の所得がいくらになるかで見方が変わります。
オリジナルグッズ販売で記録しておきたいのは、次のようなものです。
- 売上金額
- 商品制作費
- 送料
- BASEなどの販売手数料
- Canva Proなど販売に使った費用
副業や個人事業の状況によって判断が変わることがあります。
不安な場合は、税務署や税理士に相談すると確実です。
私なら、売上が少ないうちからスプレッドシートで記録します。
あとからまとめるより、売れた日ごとに残した方が圧倒的にラクなんですよね。
11-10. スマホだけでもオリジナルグッズ販売はできますか?
スマホだけでも始めることはできます。
Canvaはスマホアプリでもデザインできますし、BASEもスマホアプリでショップ管理ができます。
Google PlayのBASEアプリ説明では、スマートフォンでショップ開設や管理ができ、商品登録・編集、注文情報の確認、発送連絡などもできると案内されています。
ただし、細かいデザイン調整や商品説明の長文入力、価格計算をするなら、パソコンの方が作業しやすい場面もあります。
スマホだけでやるなら、最初は作業を分けると進めやすいです。
- Canvaでデザインを作る
- 商品画像を保存する
- BASEに商品登録する
- 説明文はメモアプリで下書きする
- 価格計算は電卓やスプレッドシートで確認する
私なら、デザインの大枠はスマホでも進めますが、最終確認や商品説明の調整はパソコンでやりたいです。
特にCanvaの細かい配置や、BASEの商品説明を整える作業は、画面が広い方が見やすいんですよね。
スマホだけでも一歩目は踏み出せます。
でも、販売を続けるなら、できるところからパソコン作業も取り入れると、ショップ全体を整えやすくなります。
この章では、在庫なしでオリジナルグッズ販売を始める前によくある質問に答えました。
次のまとめでは、この記事全体の流れを振り返りながら、最初の一歩を整理していきます。
まとめ|在庫なしなら、小さく自分のショップを始められる
在庫なしでオリジナルグッズを販売する方法を知ると、「自分にもできるかも」と少し身近に感じませんか?
Canvaで作ったデザインを商品にして、BASEで自分のショップに並べる。
そう考えると、ネットショップは特別な人だけのものではなく、小さく試せる選択肢のひとつになります。
最後に、この記事のポイントを振り返っていきます。
在庫なし販売なら、売れ残りリスクを抑えて始められる
在庫なし販売なら、商品を先に大量に作らなくてもオリジナルグッズ販売を始められます。
理由は、注文が入ってから商品を作る「受注生産」や「プリントオンデマンド(注文ごとに印刷・制作する仕組み)」を使えるからです。
売れ残ったTシャツやバッグを自宅に抱える不安が少ないので、初心者でも最初の一歩を踏み出しやすくなります。
たとえば、Canvaで作ったデザインをトートバッグやマグカップにして、まずは1商品だけショップに並べてみる。
反応があればデザインを増やし、反応が薄ければ商品画像や説明文を見直せます。
私も最初は、グッズ販売というと「段ボールいっぱいの在庫を置くもの」というイメージがありました。
でも、売れてから作る流れなら、家のスペースや仕入れ費用を気にしすぎずに始められるんですよね。
もちろん、在庫なしだからといって何もしなくて売れるわけではありません。
それでも、売れ残りの負担を抑えながら試せるのは、副業を始めたい人にとって大きな魅力です。
自分のショップを作りたいならBASEが使いやすい
自分のネットショップを作って販売したいなら、BASEは使いやすい選択肢です。
BASEは、ショップ名やロゴ、商品ページ、カテゴリなどを整えながら、自分のお店として商品を並べられます。
「ただ出品する」だけでなく、「あこがれの自分のショップ」を作りたい人に向いているんですよね。
BASEのスタンダードプランは、初期費用・月額費用が0円で、商品が売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかる料金体系です。PayPal・Amazon Pay・PayPayの場合は、決済手数料にシステム手数料相当額1%が含まれると案内されています。
BASEつまり、固定費を抑えながらショップを作ってみたい人には始めやすいです。
ただし、商品制作費・送料・販売手数料は利益計算に入れておく必要があります。
Canvaでロゴやヘッダー画像を作れば、ショップ全体の雰囲気もそろえやすくなります。
ナチュラル系、ペットモチーフ、カフェ風、親子で使える雑貨など、自分の好きな世界観を形にできるのが楽しいところです。
「商品を売る場所がほしい」と思ったら、まずBASEで小さなショップを作ってみる。
そこから1商品ずつ育てていく方が、無理なく続けやすいと思います。
Canvaでデザインして、まずは1商品から試してみよう
在庫なしでオリジナルグッズ販売を始めるなら、最初は1商品から試してみるのがおすすめです。
いきなり10商品、20商品と増やそうとすると、デザイン作成、価格設定、商品説明、画像作成で手が止まりやすくなります。
まずは1つの商品で、販売までの流れを体験する方が進めやすいです。
最初の商品に迷ったら、トートバッグ・ステッカー・マグカップあたりが扱いやすいです。
- トートバッグ:使う場面を説明しやすい
- ステッカー:小さなデザインを活かしやすい
- マグカップ:自分用・ギフト用どちらにも見せやすい
Canvaでデザインを作るときは、SNS画像のように情報を詰め込みすぎない方が商品化しやすいです。
グッズにしたときは、少し余白があるくらいの方が見やすくなります。
たとえば、ペットのイラストに短い英字を添えて、トートバッグの中央に配置する。
それだけでも、日常で使いやすいオリジナルグッズになります。
最初の1商品は、完成度100点を目指さなくても大丈夫です。
ショップに並べてみることで、「次は商品画像を変えよう」「説明文に使う場面を足そう」と、改善する場所が具体的に見えてきますよ。
著作権・利益計算・売れた後の流れは必ず確認しよう
在庫なしで始めやすいとはいえ、販売前に確認しておきたいこともあります。
特に、著作権・利益計算・売れた後の流れは、最初に見ておきたい部分です。
ここをあいまいにしたまま始めると、あとで不安やトラブルにつながりやすくなります。
確認したいポイントは、次の4つです。
- アニメ画像・公式キャラクター・ブランドロゴを無断で使っていないか
- 原価・送料・手数料を引いても利益が残る価格か
- 売れた後に発注や発送処理が必要か
- 売上や経費を記録できるようにしているか
オリジナルプリント.jpをBASEと連携して使う場合でも、売れた後の発注作業やBASE側の注文ステータス更新が必要になる場面があります。
「完全自動で全部終わる」と思い込まず、最初に流れを見ておくと安心です。
私なら、まずは商品数を増やすより、1商品で販売までの流れを確認します。
その方が、つまずく場所も見つけやすいからです。
Canvaで作ったデザインを商品にして、自分のショップに並べる。
それは、小さくても立派な一歩です。
在庫なしなら、売れ残りリスクを抑えながら始められます。
まずは1つ、自分が「これを商品にしてみたい」と思えるデザインから試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました (*’◡’*)
